知り合いの知り合いの知り合いの‥‥と、たどっていくと、日本中の全員にたどり着くまでに何人かかるのでしょうか。
考えてみたら私の場合、「知り合いの知り合いの知り合い」は総理大臣です。だからウチのセガレと小泉さんは「知り合いの知り合いの知り合いの知り合い」なワケです。広告業界にも有名な友人がいます。「オレの知り合いの知り合いの話なんだけどさ…」って有名なテレビタレントの話だってワンサカできてしまうワケです。
「オレの知り合いの知り合いのキムタクなんだけどさ…」
「キャ〜それすごぉ〜い!」
なんて自慢気に話しているその姿って、全然カッコよくないわけです。向こうからしてみたら、全然他人ですから。相手も自分のことを知ってるかどうかによって、その関係性は確立していくのです。
しかし、その知り合いのヒモをたどって、人脈というか交流をもつことって大事ですね。
先日、知り合いの知り合いの知り合いの方(Oさん)が、たまたま私の拙書をお読みいただき、ご自身の知り合いの知り合いの知り合いであることを知り、知り合いの知り合いの方(Nさん)から私の知り合い(Hさん・Yさん)を通じて、先週、私と出会う機会を設けていただきました。(わかりますか?)
汐留のビアレストランで生ビール大ジョッキをぐびぐびと飲みながら、「人材採用のテーマは企業理念の中に見つかる」というテーマ(だったかどうかはわかりませんが)で、とても有意義な時間を過ごしました。
それにしてもこの方々、尊敬です。
「知り合いの知り合いの知り合い」って、もうとんでもない他人なわけです。でも偶然にもO社長は、私が「知り合いの知り合いの知り合い」であることを知って「会って話をしてみようじゃないか」という行動力がすごい。「知り合いの知り合い」にあたるN社長も、O社長の思いをすんなりと実現させてしまうのが粋です。素敵です。
私なんて、知り合いの知り合いの方を「紹介してください」って申し出ても、なかなかすんなりいきません。「アイツは忙しいから」とか「オマエとは相性が合わんから紹介はしてやらん」と一蹴されれば、もう話はそこで終わりです。実現されないまま終わった案件がいくつあったでしょうか。
目の前にある一瞬のチャンスをグイグイとモノにしていく力のあるヒトというのは、そのスピード感が違うのかもしれません。
最近、若手経営者の方と新たに知り合う機会が多いのですが、行動力の早いヒトたちはしっかりと中味も濃い。知り合いの知り合いの知り合いが‥‥なんて、指折り数える前に、行動しろってことですな。