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マレーシアで考えた環境モンダイの一考察

中国訪問から約1ヵ月が過ぎ、今度はマレーシアに一週間。なんだか海外拠点をもつ企業並みにあちこちを訪問しています。本業の多忙なこの時期に、オフィスを離れ「夏の陽気を味わいに行ってくらぁ」という私への社内の風当たりをできるだけ感じないように、そぉっと出かけたのです。
しかし、クアラルンプールのオリエンタルな雰囲気の都市も、東南アジアを感じるリゾート地もまったく見ることさえなく、郊外の生産工場2社を訪問してきました。いや、ホントです。

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この3ヵ月で中国を2回・マレーシアと訪れました。私が3年前に更新したパスポートをパラパラと眺めてみると、台北・サンフランシスコ・香港・浦東・マレーシア…。自慢するには恥ずかしいほどわずかな数ですが、たった一回をのぞいて全部アジア方面。これは時代の変化のあらわれだなあ…と思うのです。


私のシゴトは、海外との関わりなんて全然ありません。さりとて観光で海外旅行をする余裕もありません。そのほとんどが、ちょっとだけ誰かの仕事ぶりを覗きに出かける旅ばかりです。
すると、やっぱりアジアの時代なんでしょうかね。


どこの国にいってもいろんなヒトが働いています。一生懸命せっせと働く模範社員も、テキトーな勤務態度が体中であらわすヒトもいる。ワシらのような物見遊山の異国人に「なんだコノヤロ」と、敵意むき出しの視線を向けてくる怖いニーチャンもいます。


(話は変わるのですが上の行で『物見遊山』という字を「monomiyuuzan」と入力したら{「ものみ-ゆさん」の誤読}と、賢いATOK君が教えてくれた。アホなワシはずっと「ものみゆーざん」だと思っていました。なるへそ。ひとつ賢くなった)


今回、アジア諸国を訪ねて思ったのは、地球環境について真剣に考えないとヤバいんじゃないの? ってことです。地球の環境問題は相当ヤバイ状況だな、と感じずにはいられません。今、私の世界への関心は、労働問題よりも、断然!環境問題です。
マレーシアではスマトラやボルネオからやってくる煙公害「ヘイズ」による大気汚染は深刻で、高速道路では遠くの視界がはっきりしません。汚染の状況が危険域に達している地域もあるといいます。
こないだ見た上海のスモッグ、そして今回は視界を遮る煙公害。
どの国でもジャバジャバとたれ流れされる工業廃水が見られました。クルマの排ガスも黒々としています。これじゃあ日本の排気ガス規制がどれほど厳しくても無意味に思われてしまいます。


海のほとりの小屋のようなレストランで「うまいうまい」とシーフードを手でむしって食べながら「アジアの環境モンダイは大問題だ」などと語りあった。帰り際、油とソースまみれの手を水道で洗ったんだけれど、石けん水が海にそのまま流れていくのが見えました。茶色の水に少し泡が加わっています。
これもヤバいよなあ。

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2006年10月10日 00:52に投稿されたエントリーのページです。

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