2008年度の新卒採用がいよいよスタートしました。それにしても2008年ってのは、どうも感覚が狂います。日本中の企業と学生が一斉画一の採用活動・就職活動をするのもどうやねん。我が社も忙しい季節が集中し過ぎていけません。もっと多くの企業ニーズにお応えしたいのに、なかなか思い通りになりません。ネコの手を借りてもできません。完全な季節労働です。
昨今、若手労働力の獲得難について、各企業の感心も高まっているのでしょう。弊社の事業内容を大勢の皆さんの前でお話をする機会が増えました。シゴトのプレゼンテーションだと思えば、積極的に口角泡を飛ばし熱弁を奮えるのですが、長い時間をかけて自分が一方的に話す講演スタイルというのは、どうしても不慣れでいけません。笑いを取れるようなおもしろいつかみなんかもできないので、きっとつまらない話しかできないのです。親交のあるヒトならともかく、目の前には知らないヒトしかいなくて、しかも膝詰めで話すわけでもなく、つまらん話を一方的にしている姿はホントにカッチョ悪い。
ときどき、結婚式や企業のパーティなどで、テレビ司会者も顔負けの饒舌さで場を盛り上げているヒトもいたりして、感心してしまうのですが、私にはああいう能力は備わっていないようです。
そういうストレスをイッキに吹き飛ばすため…でもないのですが、24年ぶりにエレキベースを購入にしました。Fender PBの1986年型、2ピックアップモデルです。果たしてそんなもん弾く時間なんてあるのか？と思っていました。が、ちょっと触ってみるとこれが結構おもしろい。どんなに深夜残業になろうが、どんなに酔っぱらっていようが、30分、興に乗ると小一時間。ほぼ毎晩ボボーンベベ〜ンと深更に及び鳴らしてみる。オッサンがノスタルジックな趣味を温めるために始めたそれは、十運すぎる効果があったようです。長いブランクで不器用になっているのですが、運指でつまずくと、何度も練習する気にさえなってます。
私はＴＶタレントのようなノリで話すパフォーマンスを発揮することはできないけれど、練習してああなりたいとは思わない。ところがエレキベースなんて、今日明日人前で弾くわけじゃないのにストイックに練習しています。何のためにもならんこの行動。人生のムダ？