このところ、なんかパワーダウンしているような感じがするのですよ。それを42歳という年齢のせいにしたくはないのですが、やっぱりトシなんでしょうか。ほんの少し前までは「風邪をひいたから」と言って、家路を急ぐようなヤワなオトコじゃなかったはずなのに、最近はホントにシンドイから早く帰って休みたい衝動に負けてしまっているのです。
仕事をしていても、どんどん「オレがオレが」って、ヒトの仕事を奪ってこなしてきました。それが性分だったはずです。なのに「経営者はマネジメントだから」なんて、わかったような口ぶりで現場を離れています。なんだかそれは、自分が怠けているような気がしてしまいます。
ああこれはイカンな、と感じました。年をとって「ヤキが回る」とはこのことかもしれません。そんなカッコ悪い生き方は避けたい。で、老け込まないようにと、懐かしのロックを聴いてベースなんかを爪弾いているんですが、ノスタルジックに浸るオッサンのようで、それもかなりイマイチ。
ところがこの時間が意外にも楽しい。すごく楽しいんだけどこんなことに没頭してしまうのはどうなんだ? と。客観的に想像してみたら、咳き込みながらひとり薄暗いリビングで必死になってベースの練習をする42歳って、なんか寂しいじゃありませんか。私が桑田佳祐ならそんな姿もサマにもなるでしょうが、素人の会社勤めのオジサンですから。
この週末も、大音量でヘッドフォンを付けて練習していたら、セガレが背後にいてビックリしました。お父さんが愛息の存在にも気づかずに何しとるんだっちゅうの!
そんなことして引きこもってないで、仲間とともにもっと将来を熱く語れって、自らを反省するのです。
もう一回「成りあがり」を読んで、トンがった気持ちを取り戻さなきゃいかんですな。