1.私は仕事の付き合いをコンペで決めるのがキライです。
だいいち信用がないからコンペになる。信頼関係ゼロ。
信頼があればコンペなんか不要なんです。
イチかバチかの勝負で信頼関係をつくるプロセスなんか全然楽しくありません。
2.もう10年以上前のことなんですが、
2年間ぐらい専門学校の非常勤講師をしていたことがあります。
完全に学校側の都合で利用されていました。
広告っぽい話をほんの少しでもメニューに入れたかっただけです。
「なんでもいいから時間を埋めてくれ」と。
先生たちは全然興味のないカリキュラムでしたが、
学生たちはどの授業よりも真剣に取り組んでいるという自負は感じました。
それでも、講師なんて仕事、ホントにつまらんかった。
教壇の上から話すガラじゃねえわけですよ。
3.二十代の後半頃、とある有名な社長の自宅に行き来していました。
そのことを嗅ぎつけた輩が、私に近寄って来て言います。
「ぜひ●●社長を紹介してくれ」と。
人脈をつなぐために、もみ手摺り手で近づいてくるヒトは、
それが叶わないとなると、手のひらを返します。
人脈づくりのための人脈づくりをするヒトってなんだかヤだなあ。
いい関係を築いていける時って、その相手が
偉いヒトなのか平民なのか、カネがあるのかビンボーなのか、
禿げて太ったオッサンかキレイなお姉さんか、
ハングリーなのかのんびり屋なのか、
ロックンロールしてるのかしてねえのか、どっちでもいい。
フィーリングですよ。
あえて作りにいく信用というのはやっぱり好きじゃない。