安物のサラウンドスピーカーを買って
ローリングストーンズのライブDVDを買って
還暦をとっくに超えたオジイサンたちのロックンロールに浸るのが
最近の休日深夜の楽しみです。
実際に昨年観たライブの興奮が蘇ります。
さすがにミック・ジャガーも今や高い声は出ないようですが、
ヘソ出しTシャツでダンスステップを踏みながら
歌えるオジイサンは感動的に素敵です。
しわくちゃ妖怪顔のキース・リチャーズと
最若手(といっても60歳)ロン・ウッドとの緩いようで絶妙なコンビネーション。
弾いたり弾かなかったり、突然ヘンなリフが入ったり。
あの間のとりかたがストーンズロックサウンドの妙なんですね。
ぴったり息が合って(るように聞こえ)る。
長年の名コンビだからこそなせる技だ。
髪も薄くてただのオジサンにしか見えないけれど、
チャーリー・ワッツは、ステージ入りする映像の表情がいい。
メンバーとジョークでも言ってんでしょうか。
歩きながら楽しそうに大笑いしている姿が、いい仲間感を醸し出してます。
なんてイカすオジイサンたち。
ロックンローラーにはなれず、
ふつうのオジサンになった私は、気持ちよく働いているでしょうか。
お客さんの前でプレゼンテーションをしている時は、
たしかにノッているかもしれません。
ま、しかし、
応接室で人事担当者や経営者を前にしている私と、
ステージで大観衆を前にしている大物じゃ、比べ物にならんけど。
メシを食いながら少しアルコールが回って
若者と熱く語っている時はサイコーに楽しい瞬間です。
ま、しかし、
ひとりで勝手に酔ってオダを上げている私と
大観衆を酔わせている大物を比べてるワシってどうよ…って感じですね。
60代半ばになっても
同じ現役っていうのが素敵だなあと思うわけです。
深夜になってから元気に飲みに出かけるオッサンでいることも大事
‥‥と信じたい。