先日出席した経営者勉強会の席でのテーマは、
「海外企業との提携」‥‥むむむ。
弊社のような零細企業にはまったく無縁。しかも寝不足での参加。
ヤバイ。眠ってしまいそうだ。
‥‥と、思ったのですが、この日は貴重なことを学びました。
題材は、家電メーカーが海外企業と提携を結んだ過程をケース事例に
「決断のプロセス」をグループディスカッションします。
「海外企業提携」というよりは「意志決定」です。
投資効果のシミュレーション、価値観の共有化、
DNA、株価、リスク管理、事業ミッション、技術進歩の具体化など、
いわゆる一般的な議論のあと、大御所先生の解説です。
交渉材料やリスクについて考えることやカネ勘定だけなら
それは番頭さんにでもできること。
大切なのは、今現在の損得でなく「遠望のまなざし」を持ち続けること。
うつむき加減になっていると、ほんの少し前にしか視点が注がれない。
穴がないか、つまずかないか、という判断になってしまう。
「坂の上の雲」をイメージするチカラを持て、と。
それが「予見力」だし、ひいては「夢を叶えるチカラ」だと。
「商売」VS「哲学」なら、必ず哲学が勝つことは、
歴史が教えてくれている。‥‥と。
なるほど。そりゃ大事だ。
実は、寝不足気味で参加したので、
ウツラウツラと舟を漕いだりしないように必死でした。
ただ耳で聴いているとヤバイので
言葉のウラの意図まで酌み取ってやるつもりで頑張っていただけなのですが、
意外にもまっすぐ刺さってきました。