7月初日、朝日新聞は紙面のあちこちを
東海地区の景気後退について報じる記事で埋めていました。
そういえば先日の対談取材記事でエコノミストさんもおっしゃっていました。
自動車、工作機械、鉄鋼、航空宇宙、電子部品‥‥、
国内産業の浮沈に関わる東海地区の製造業が落ち込みはじめていますよ、と。
日本の産業全体の潮目が大きく変わっていく予兆の中、
私たちは目先の利益に走らず、いかに経営哲学・理念を守っていくことが大事であるか、
ということを経営者勉強会で学びました。
恐れ多くも今回の勉強会は、私の企画したテーマで運営されました。
司会者が趣旨説明をしたあとのグループディスカッションの際、着席するテーブルには、
超大手経営者・老舗経営者・新進気鋭の国会議員・大御所の主宰の先生‥‥、
恐れ多くもそんな重鎮の将に囲まれて私が議事進行となる。
皆さん経営哲学を何より大事に考えているし、何しろこの勉強会の主催者の面々です。
そして、恐れ多くもそのを目の前に、
「皆さんは経営哲学が揺らぐことありませんか?」とお題を向けなければならない。
恐れ多すぎてキンタ○が縮み上がる思いです。
勉強会の主宰の先生、江口克彦氏は繰り返し言います。
「理念はキリスト教のバイブルと同じ」
「理念を貫き通して倒産するなら、それは以って瞑すべし」と。
(※「以って瞑すべし」=目標を達成したから、もう死んでもいいほど満足という意味)
「この会の会員からは決して不祥事などはあってはならんのだ」と。
我が社も正しい会社であろう。
勉強会終了後、
我が国の産業を案ずる経営者たちとビールを交わしながらケンケンガクガクと愉しく呑む。
一部では朝まで生テレビのディベート状態になっている姿がおもしろい。
ネガティブな意見をバッサリ斬り込むN専務の指摘。
鋭く痛快でした。