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オサレにファッション化する職場選びのバカヤロ

人気企業ってなんですかね。
自らの事業を否定するようなことを言いますが、
宣伝上手で人気企業ランキング上位になっている会社がどうも解せんのです。
言葉や採用手法だけがうまい企業に若者が集まり、
ファッションや音楽のように「流行企業」なんて雰囲気で‥‥。なんかおかしい。

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先輩・上司や経営者のことを尊敬していますか?
その働き方は、カッコつけじゃなくて心の底から没頭できますか?


会社で作っているものなんて。好き嫌いは関係ないのです。
部品製造だろうが、ゴミ処理だろうが、もの売りだろうが、サービスだろうが。


勤務する場所なんて。慣れてしまえばどうでもいいんです。
交通不便な田舎にあろうが、大都会のど真ん中にあろうが、好きならいい。


組織の規模などにあなたの人生を委ねる必要はないのです。
大手企業だろうが、零細個人事業だろうがうまくやるヒトはやるのです。


言葉だけを踊らせて、シゴトがカッコよく見えて、情熱たっぷりだぜ!
っていうだけの人集めは、ホントに薄っぺら。

「人気を集めてヒトが採用できて結果オーライだったら別にいいじゃん」

…なんてスタンスでシゴトに取り組むのは
絶対にジオコスであってはならない!!!!!と強く思います。


ま、そんなボヤキが出るのは、
自分たちのサービスをもっともっと研いでいく余地があると思っているからですね。


精進します。


今週、出版社に2社におじゃましました。


ひとつは、雑誌媒体をたくさん持っていて、
書籍出版でも強くて、映画まで作っちゃうようなメジャー企業です。
大きくキレイなビルでゆったりとした打合せスペース。
おそらく、人気企業なんでしょうね。
…だけど、そこに流れている空気がね。冷めてしまっているようにみえたのです。
ヒトも元気なさそうな印象を受けてしまいました。


もう1社は(上記写真の)専門誌の出版社。
私が見せてもらった編集部は、我が社(名古屋)とそれほど変わらない面積か。
しかしゴチャゴチャとした空間にシゴトが進行している『やってる感』が伝わってきます。
オフィスのレイアウトや置いてあるモノ、雑然とした環境、
すれ違うスタッフ同士のやりとりにみんなの距離が近く感じるのです。
狭いテーブルで大勢のヒトが熱く打合せしていたりして。
で、そのうちの一人が全然知らないワシに軽く会釈をする配慮があったりして。
そういうのいいなあ、と思う。


でもこれ、ただのワシの感想だから。
万人がそう思うかどうかはわからないのですよね。


組織なんてカッコいいかどうかが大事だって思うヒトもいるだろうし、
人間関係の暑苦しい職場よりむしろ多少冷たいほうがいい、
というヒトだって世の中にはいますからね。


ヒトひとりひとりが心で感じる環境が大事なんですな。

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2009年2月28日 22:25に投稿されたエントリーのページです。

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