自転車通勤をはじめました。
広小路通りをひたすらまっすぐで片道10km。
アップダウンが結構多く、往路約35分、復路約40分かかります。
心地のよい疲労感でなかなか壮快です。
夏までチャリで頑張る決意をした‥‥いと思ってい…ま‥‥。
週末、社外取締役を務める会社の送別会に出席。
そのまま帰る予定だったのですが、次の宴席のお誘いに出向きました。ハシゴです。
自転車なので‥‥、飲酒は控えました。
帰り道。半分ほど来たあたりでポツリポツリと雨。
寄り道をしたのでいつもの通勤コースとは違う道です。…やばいなあ。
少しでも近道（と思われる道）を勘で進む。
雨は激しくなってきた。
スーツはずぶ濡れですが、肩に担いだパソコンは守らなきゃいけないので
ちょっと不自然なスタイルで腹に抱え込みます。
メガネが雨粒だらけでまったく役に立ちません。
夜道のメガネなし。激しい雨。で、大きな段差に気づきませんでした。
ゆっくりだったのでコケはしませんでしたが、
買ったばかりのヘッドライトが落ちます。
Ohhhh! Noooooooooohhhhhh!!!!!
しかし、これはほんの序章にすぎませんでした。
東山の山道のめちゃくちゃ急な上り坂が
弱った私をこれでもかとばかりに容赦なく立ちはだかります。
雨に打たれ、急で長い坂道、パソコン大丈夫か、
‥‥と、とにかく必死。
さらに勾配がきつくなり、
ギアをガチャガチャ‥‥と変速して‥‥ガチャガチャ‥‥カラン〜〜〜
あ、
チェーンが外れた。
いじめ？ なんかの罰ゲーム？
雨の中、外れたチェーンを修復し、
さらに続く暗い登坂路を必死の形相でひたすら自転車を漕ぐ44歳。
気の毒。
アタマの中が30年前にトリップしました。
これは、中学１年の部活だ。
まともな練習機会など一年坊主には与えられず、
毎日毎日、腕立て、腹筋、スクワット、ウサギ跳び、走り込み、
地獄のシゴキをただひたすら受けてヘトヘトになったあの時代の苦労が
今、ここに蘇る。
イガグリアタマの小僧時代の思い出を
44歳のオジサンが深夜12時過ぎに味わっていたのです。
はぁはぁはぁはぁ‥‥ぐる”じい”‥‥はぁはぁ
ミジメ。
しかし、考えてみればこれは貴重な経験でしたね。
なかなか日常生活では味わえないですよ。
事故さえしないように気を付けていれば、
自転車通勤、断然おもしろい。