クライスラー、本当に破産しちゃうんでしょうか。
ムダにデカくて低い面構えのアメ車は、メッチャ大好きなんですけれどね。
環境には全然配慮してなさそうな顔つきです。
やっぱり自分じゃ買い(←え)ません。Dodge Challenger SRT8。
クライスラーだけじゃなく、
身近では求人系の仕事をしているいくつかの企業が壊滅的な状況になっていると
いろんな方面から耳に入ってくるので
私たちも対岸の火事見物って状況ではないのです。
それでもまあしかし。
弊社ではいくつかの「新しいチャレンジ」=「元気なネタ」が、少しずつ芽生えはじめています。
未来の自分がなんかこう無性に楽しみになってきて、
モリモリと活動意欲が沸いています。
まだ詳細は言えないけれど、
実現できたら嬉しいし、ちょっとは世のためにもなるんじゃないかと思います。
大きな岩だって動かせる。急にやる気が出てきているのです。
クライスラーはヤバくても、
地元自動車メーカー系の中には採用予定を削減することなく優秀な人材確保の手を
まったくゆるめない企業だってあるわけです。
しょぼくれて下を向いているだけの話は、そろそろ聞き飽きてきた頃だったし、
そんな会社や組織に出会えてよかったよかった。
で、そんなある一日のネタ。(以下長文)
弊社ジン坊ちゃまの運転で1時間半の道のりをドライブです。
帰り道のことでした。高速に乗る手前でジン様が、
「ボクはETCカードも手持ちのカネも持ってないから小銭をよこすのだ!」
と、ワシに向かって手を出したので、慌てて財布から夏目漱石さんを差し出しました。
が、カネを受け取ることにたいへん集中していたジン様は、
カーナビの声に誤った反応をしました。
「およそ300m先、斜め左方向です」
300m先だというアナウンスも忘れるぐらい夏目漱石に集中していたのでしょう。
その場で左の測道に入ってしまいました。
「ジン様、これでは高速道路に乗れません。私は次のアポがあって急ぎたいのです」
「信号ひとつ余分に止まっただけなのだ。焦ってもしょーがないのだ。慌てちゃだめなのだ」
気を急く私の声にゆったりと落ち着いた対応。見習わなければなりません。さすがです。
信号が青に変わり、再び本線に戻ると、有料道路の入口がありました。
「ほら、ちょーどいいところに出てきたのだ! 全然大丈夫なのだ」
「え?ジン様。これは都市高速ではなく知多半島道路のいりぐ‥‥‥‥」
しかし入ってしまいました。知多半島道路方面へ。
カーナビの到着予想時刻がイッキに1時間近くプラスされました。
料金所手前でUターンする場所もなく、
しばしジン様と南に向かってさわやかなドライブの始まりです。
次の料金所まで。
ゲートでおカネを支払うとジン様は
精算が終わったあとの領収書を「ほれ!」という感じでワシに差し出してくれました。
「これは秀が自分で精算するのだ」
すみません。ワシ、まったく気が利きませんでした。
…と、自分を反省している余裕はほんの少ししかありませんでした。
おかしな車線に向かっています。
「ジン様!なぜここで左に曲がるのですか?」
「カーナビが左折しろと言っているのだ」
「ダメです。この交差点でUターンしましょう」
「左折するのだ」
クルマは左折車線のまま。左に曲がるしかありません。
カーナビは主要幹線道路をUターンせずに迂回ルートを示していますから、
さらに到着予想時間が遅れます。
「ジン様、お願いです。もうカーナビは無視してここでUターンしてください」
「むー。そんなに言うなら仕方ないのだ」
ワシは半泣きになって懇願して、ジン様はようやくUターンしてくださいました。
「ありがとうございます。これでほんの少し会社に早く帰れます」
私はジン様のご厚意に感謝の気持ちでいっぱいになりましたが、
到着の間際で一喝されました。
「そんなに遅くならなかったし、事故にも遭わず無事に帰ってきたことをまず感謝するのだ」
ああ、申し訳ございません。