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TV出演と新ビジネスにおける罪の重さについての一考察

◎◎という番組を制作している△※★◇と申します。
このたびは特徴のある事業の企業様の‥‥
つきましては伊藤社長様のインタビューのご依頼を‥‥

なんと!テレビなのか!出演依頼なのか!
会社中がわき上がり、緊張して受話器を取るバアサン(平田)の話を
社内にいるみんなが聞き入りました。

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電話から漏れ伝わる情報をすくい上げて
さっそくWEBサイトで番組の情報を調べる社内のスタッフたち。


おおおおおおお!すげえ!
番組専門サイトで紹介されているのはどの顔ぶれも有名どころの社長ばかりじゃん!
おお〜っと!ワシ。いきなりメジャーデビューだよ。
有名なオジサンの伊藤と言えば、
テリーじゃなくてシューイチになっちゃうんじゃねーのかい。


しかしよく弊社のことを見つけたものだ。
自分たちが実直にやってきたことが、いよいよ全国で認められはじめたのか。
よいよい。


しかし、これ‥‥どこの局? 記載がないねえ。


え? WEB内の動画?
え?え? ね、年間契約ってのは、その…つまり、どーゆーこと‥‥?
え?え?え? ゆ、有料のご案内なのかい?
…って、新しいビジネスの営業電話?


社内はサーッと波が引くように、
そしてさも何もなかったかのようにみんなが日常業務に戻りました。
もう誰もこの話題に触れようとしません。


「玄米を精製する際に生じる胚芽の粉末」の喜びを十分に味わった
とある平日の平和な我が社の風景でした。

ちくしょーめ、こうなったら
本当の取材が来ても「また?…」なんて感じで、
社内の誰ひとり動じないぐらいの存在になっていこうじゃないか。


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2009年5月27日 19:08に投稿されたエントリーのページです。

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