30歳になる手前から約15年、
ずぅ〜っと同じ床屋に通い続けています。ほとんど浮気なし。
全部で3名しか顧客を持たないその床屋は、
ロン毛の時代も、短髪の時も、私の頭髪だけで経験を重ね、
今では何もオーダーしなくても、イメージどおりにカットしてくれるのです。
しかし!!!!!!!!!!!!! 今回はやらかしてくれました。
ご覧のとおりの丸坊主。
不注意で使う道具を間違えたらしく、
てっぺんあたりの髪の毛が数ミリになってしまった。
うぎゃああああ!
なんでこうなってんだああああ!
昨年もこんな感じの時期があったから
それほど抵抗がないといえばないのだけれど、
自分の意思でそうしたのと、床屋のミスで残念ながら…というのは納得感が違う。
どーしてくれるんですか?
いったいどう責任をとってくれるんだ?
このたびは本当に申し訳ございません。
どうかご容赦ください。
…と、文句を言っても、謝罪をしても全部独り言なんです。
その床屋は何を隠そう自分自身だからです。
かつて。
私は30歳を前にして引越をしました。
家の近所の床屋を探したのだけれど、気の合う店主に出会えなかったのです。
2時間近くも興味のない話に相槌を打ち続けるのは疲れます。
黙っているのも居心地が悪い。
かといって、シャレこいた美容院はムズ痒い。
髪型を気にするヒョロいオトコなんてかっちょ悪いではないか。
「オトコは黙って理髪店」です。
で、そんないろいろを考えた結果、
思わず家電量販店で「子供用スキカル5800円」を
購入したのが約15年前のことでした。
以来、充電式のバリカン一本勝負。
見えない真後ろでもトップでも器用に刈り込むことができます。
床屋2回分の原価で、数年間分のコスト削減でき、余分な気遣いやストレスもなく、
いつでも思いついたら好きな時間にできる。
気に入らなくても自分の責任。いいことばかりじゃありませんか。
でも今回は、完全に油断していました。
刃先に装着するアタッチメントを間違えて取り付けて
ウィ~〜〜〜〜ンジョリジョリジョリジョリジョリジョリジョリジョリ…
刈り込みの音がやけに景気よく感じたのは
気のせいではありませんでした。
嗚呼。
コメント (4)
ぷぷっ(笑)
ボクは毎月片道1時間掛けて馴染みの理髪店に通ってます。
ロンゲの頃に知り合い、音楽的に意気投合した兄さんが
自分の店を出してから早15年くらい。
shuさんが望んでるとおりの気を使わない理髪店がボクに
とってはソコなので。
もうここまで来ると古女房と同様、共に白髪が生えるまでって心境。
けど、ボクはナチュラルブラウンに染めてるし、兄さんは
50歳越えた今も金髪だから、ずっと通わなきゃならんわけです、ハイ。
投稿者: hide | 2009年7月20日 19:55
日時: 2009年7月20日 19:55
コメントありがとうございます。
片道一時間というhideさんもすごいですね。
しかしオッサンになってくると
何をどうしてもかっちょ悪いような気がして
「ま、丸坊主だって全然いいか。誰も気にしてないし」
と自分を捨ててしまうのですが、
それがまた残念な気がして。
それではまずいので
かっちょいいサングラスなんかを買ってみようか。
と、メガネ屋でサングラスを
あれこれ試着している自分の姿がまた
滑稽に感じてしまう…という
どうしようもない醜態オッサンのスパイラルから
抜け出ることができません。
投稿者: shu | 2009年7月20日 23:34
日時: 2009年7月20日 23:34
しゅうさん、私、考えました。
社内イベント「断髪式」を隔週で行いましょう。
しゅうさんの髪を「子供用スキカル5800円」で切るのです。
ちなみに私は中々の腕前ですよ。
数年前、実兄のアタマもキレ〜イにまるめました。
投稿者: mika | 2009年7月21日 18:45
日時: 2009年7月21日 18:45
mikaさん
ワシの髪をマルガリータにすることで、
みんながストレス発散されるというのなら
喜んで断髪式を‥‥
決断すべきなのだろうか‥‥
むむむむむむ
投稿者: shu | 2009年7月21日 18:55
日時: 2009年7月21日 18:55