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コストメリットに負ける人間性に反省です

最大の差別化ってなんでしょう。
事業優位性とか価格とか品質とか利便性とかデザインとか機能とか
グレード感とかカワイイとか、まあいろいろ。
で、今頃気づいたのですが、そんなもんあんまり関係ないんだと。
本当に離れない信頼関係ってそんなもんじゃない。
「オマエとシゴトがしたい」
っていう自分づくり。それに尽きます。


(※写真は内容と関係のないミカエモンの誕生宴会)
200907222255001.jpg

ジャパントラストの菅社長とランチ。
(…に遅刻してしまった。本当にすみません)
おおおおお!? なんと!このヒトもキレイに丸坊主ではないか。
我々ふたりが仲良く並んでレストランに入る姿はちょっと目立つんじゃないか?
…と、ワシ特有の小心者的自意識過剰な恥ずかしさを感じつつ、
お互いのシゴトや人材育成について語り合いました。
菅社長、相変わらず回転が速い。


菅社長曰く
「要するに値段以上のモノってそのヒトが気に入ってもらえるかどうかなんです」
だからこの会社、接待も積極的にやっている。
接待の回数に目標があるっていうからビックリです。
ワシ、入社を希望します。

愛知県岡崎市の中部乳業さんに初訪問。
ずっと安定路線の地元学校給食用の需要に対応していた同社が、
新社長に代替わりして、まったく新しい分野の事業をスタートさせているという。
外食産業(鰻屋)に進出して多店舗展開を画策したり、
市井のマーケットに新しい乳製品を投入したり…。
町工場の事務所然とした雰囲気の中に、ワクワクの活気と戸惑いの両方が
混在しているのが伝わってきます。


この会社のムードメーカーは製造部長です。
シゴトのちょっとした隙に、女性事務員をからかうことを忘れません。
いつも愛嬌があって社内の人気者なのが相手の笑顔でわかります。
製造部長はその日、朝3時から働いているという。
私と打合せをしながらも携帯が鳴る鳴る鳴る。交渉だったり、進捗確認だったり。
それなりに忙しそうじゃないか。製造部長。‥‥と思ったら、
「カミサンがね。“オトーサンたいへん!漬けてた梅がカビちゃってる”って」
なんと平和なファミリーでしょう。


サラリーマン時代の偉大な上司、西川さんと
フェイス総研の小倉社長の20年ぶりの再会をセッティング。
西川さんが過去のすさまじい経営トラブルの経験談や他社の事例を交え、
自身が身につけてきた経営哲学を語る。
すると小倉さんは、そのプロセスを整理してヒトの感情を分析する。
「やっぱり大事なのは何よりも人間性だ」と。
二人もと盛り上がっていました。


こういう情報のキャッチボール、
へたな経営勉強会のセミナーを聞くよりよっぽどおもしろい。
自分もウカウカユルユルヘラヘラダラダラグズグズしてちゃイカンなあ。
シャキーーーーーンとしました。一瞬。


いろんな話の中で気づいた。


Work for me と Work for company の接点を
見いだすことが大事なんだと。


玩具の企画会社パパジーノさんに訪問。
貿易物流についてのミーティング場面で耳を傾けていました。
「これはCIFからFOBに切り替えて…」「急ぎのLCLだと問題があって…」
「デバンとドレーの効率が…」「香港・上海以外の場合…」
‥‥‥‥。意味は全然わかんないんだけど、
この専門用語が飛び交う空気にプロ同士が『シゴトをしてる感』があって、
自分まで国際派になったような雰囲気に酔います。
ああ、ワシってミーハー。


明治安田生命ビル16階。
社会福祉法人むそうさんが出展している合同企業展を覗いてみました。
なんと大盛況ではありませんか。
ブースでは代表の戸枝さんが口角泡を飛ばして熱弁しています。
このヒトの話は人が引き込まれるのです。
で、想定外のブース着席人数に配付資料が足りなくなる…という嬉しい誤算。
新しい空気を呼び込む採用ができますように。


こんなふうに
深い付き合いのヒトはいいのだけれど、


最後に価格で負けました。


なんて結果を突きつけられることもある私は、
まだまだニンゲンセーが足りません。


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2009年7月24日 19:30に投稿されたエントリーのページです。

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