8月29日午後の名古屋。
栄や名古屋駅などの繁華街は「どまつり」で大にぎわいです。
十年前に学生の身でこの祭りをはじめた水野クン。
すごいイベントに育てたのですね。あらためて感心します。
しかし!!!!
自転車に乗って先を急いでいたワシは、
人ごみの混雑がスゴ過ぎてまったく走り抜けられません。
14時に新幹線口まで急ぐ。焦りながらなんとかギリギリ到着。
‥‥が、出張ではない。
はじめての参加だったので、
やや狼狽しながらも、その場で知った顔を探すと‥‥。
メッチャいるじゃん。
元同僚3名、経営者仲間たくさん、勉強会仲間2名…、
ぬぁ〜んと東京にいるはずの親友カズマサくんまで発見。
やや安心してワシも
赤いTシャツ赤キャップ赤タオルと赤い幟をもって隊列に加わります。
でも「どまつり」に参加するわけじゃありません。
実は同じ年の衆議院候補者の
街頭演説応援に借り出されて参加してきたのです。
とくに支持政党があるわけでもなく、
ワシの居住区とは別の選挙区の候補者なのですが、
旧知の同士が苦戦の中を闘っているのですから、最終日ぐらいは
応援するのが人情ってえもんかな…と。
会場は真っ赤なコスチュームのスタッフが50人ぐらい。
制服警官が約30人。民放テレビクルーや新聞屋がおそらく10人以上。
現役の大臣が応援演説に来るというので、
ダークスーツの目つき鋭いSPが20人ほどあちこちを睨んでます。
で、その場を後援者や立ち止まって演説を聴くヒトが
ウジャウジャと取り囲んでいます。
それだけですでに盛況感があってワクワクです。
候補者の演説は、力強くわかりやすくとてもいい話でした。
そして大臣のスピーチ。
「この気になるナントカ問題についてですが‥‥。
皆さん、ご安心ください!
なんと!!・・・・・・・・・
どなたにも●※▽することを可能にしました!」
「えええええ!おおおおお!(パチパチパチ)」
‥‥って。
TVショッピング世代にはわかりやすいんでしょうね。
最後に後援者によるガンバロウコール。
「絶対にこの闘いを勝つぞっ!! 勝つぞうぉおおおぎょわぇえええ!!!」
とマイク越しに、ヘビメタもびっくりのシャウトで締めくくり。
気持ちの表れなんでしょうが、関係ない通行人にとっては
エキセントリックな光景ではなかったか。
街頭演説が終わると、
大臣はすぐに次の応援演説の会場のため新幹線へ。
候補者は再び選挙カーに乗って走り去っていきました。
‥‥というわけで、場は解散。
ワシも帰ろう。
めんどうだから赤いシャツは、もうそのまま着て帰ろう。
「テラニシ、テラニシ、テラニシムツミが最後まで
ニッポンの未来のためにがんばっています」
と耳にしながら、
シャカシャカ自転車を漕ぎはじめると
完全に選挙カーと併走になってるじゃありませんか。
ワシは交差点で候補者に手を振って
左折しようとしたその時。
「イトーサン、いつもありがとうございます!
テラニシムツミでございます!」
って、マイクで声かけられた。
うわあああああ! 街のど真ん中でワシが注目されちゃうじゃないかあ!
…と、いつもの自意識過剰の恥ずかしさに襲われた
ワシなのでありました。
いよいよ明日。投票日。
政権が変わる雰囲気で包まれていますが、
未来の幸せは、誰かに託すんじゃなく自分で掴むものです。
本当にいい未来を切り拓いていくのだ。