知人たちのブログの多くが
新しい政局についてを語っていらっしゃる。
まさに「その時歴史が動いた」っていう瞬間なのですから
誰もが関心が高いのはよくわかります。
ではワシも便乗して‥‥。
風に乗っかるのが日本人…らしいですから。
選挙特番の田原さんが
おっしゃったのを皮切りに、右向け右のブームに流される日本人気質を
危惧する声がたくさんありました。
郵政小泉劇場なら自民に集中、政権交代なら民主、
という流れがあまりにも短絡的だと。
江戸末期の山内容堂公だって佐幕だ倒幕だと
ブレまくって時代を混乱させたって言うじゃありませんか。
流行りとか風なんて、
その時代のムーブメントでもあるわけです。
しかし、今回はそんな流行りの問題なんでしょうか。
だったら、郵政民営化一本勝負の時のほうが極端だったではないか。
あれこそ、その場の流れとしか思えません。
ワシはいろんなヒトの意見を耳にして
共感できる意見を持ったヒトや党に一票を投じたつもりだし、
単なるノリで「風向き」を判断したとは思いません。
勢いに任せてもない。判官ビーキもない。
今回はそういうヒトが多かったんじゃないでしょうか。
政治家が唱える「いいコト」という常識は、
万人にとっていいコトじゃないこともあるわけです。
どっかで歪みも出てくるわけです。
すべての税金負担が減り続けるワケじゃないし、
高速道路がタダになれば整備メンテはおろそかになるんじゃないかとか、
公共土木事業が減れば土木業者は困るだろうし、
民営化になれば安定が崩れて困るヒトもいるだろうし、
利益をもたらしてくれそうな嘆願が全部通れば賄賂も横行するだろうし‥‥。
あちらもこちらも全部立てるわけにはいかないでしょう。
ワシら下々の平民も、
政治に委ねたり批判したりするのではなく、
権力に媚びたり甘い汁を吸いに近づくのではなく、
自分は自分の手でどうしたいのかを考えなイカンのではないでしょうか。
その上で思考が近いヒトに一票を投じて、
自分の夢が近づいていくんですね。
苦労があっても風当たりが強くても
意志をもって自ら未来を創り出すヒトが強いのです。
現実を見つめ、認め、しっかり反省することも大事ですが、
その殻に収まったままでは、
新しい分野でしっかりホンモノとしての地位もつかめなんだと、
言ってる政治家の話が胸に刺さりました。
あきらめが悪いヤツこそ強いんだと思います。
(エラそーすぎ?)