東京の大手企業をみていると、
長引く不況をいち早く抜け出て、勝ち残る戦略を立て、
前を向き始めている元気さを感じます。
しかし企業の収益性がカイゼンされても、働く我々にとっては、
まだまだ厳しい現状だと
最新号の日経ビジネスが伝えていました。
先日、正午頃の八重洲口周辺で
ゾロゾロと長いサラリーマンの長蛇の列に遭遇しました。
持ち帰り弁当を買い求める人たちのようです。
よっぽど人気のグルメ弁当なんだろうな。
と思ったら
「コシヒカリ弁当・税込３００円」
という手書き看板。低価格が人気のヒミツでした。
と思ったら
数百メートル先にライバル店
（というかパラソルの下のオバチャン）発見。
「おいしいおべんとうにひゃくはちじゅうえんいかがですかあ！」
抑揚なく、しかしはっきりと、
280円でありながら､｢おいしい」と自信を見せ、
繰り返し声を張りあげます。
購入客もいるのですが、なぜかこちらに行列はありません。
都心のひるめし激安バトルにもクオリティが求められているのか。
ワシらの本社オフィスの辺りは
名古屋のビジネス街ど真ん中エリアで、
昼時になると弁当売りのヒトが50mおきぐらいに出没しているのですが、
なぜかまったく価格競争は勃発していません。
だいたい５００円。
栄・名駅エリアでは300円弁当が登場しているのに…
なぜだ？
名古屋伏見地区弁当中食販売業協同組合が組織されて
闇カルテルでも結ばれているんでしょうか？
こないだ新幹線ホームで買った
サンドイッチ600円也をぼんやり眺めていたら、
少し残念な気持ちになりました。
弁当ならふたつ食えたな。
私の思考は好不況と関係なくどんどんケチ化されています。