またまた始まりました。
就活シーズンの到来なんだってさ。
正しくは「2011年度向けの新卒採用メディアが情報開示された」
…っていうだけなんですよ。
単なる商業主義に乗っけられて将来を決めるなんて
学生がかわいそうですよ。
私の持論では、もう求人メディアに掲載をして
無作為に応募者を集める採用手法の時代じゃないと思うのです。
学生たちは皆、それぞれの希望(規模や勤務地や業種、職種など)で検索して、
ヒットした会社にボタンひとつで一括エントリーする。
それは単なる情報集めです。
何百人も内定を出す大企業であれば、
ある程度の母集団もたしかに必要なんでしょうけれど、
10名前後の採用予定の会社には、
何千名ものエントリー者に案内をして説明をして選考して‥‥なんて、
学生にも企業にも時間のムダでしかありません。
企業は、数字に騙されているのです。
1000名を超えるエントリーがあったなんてすンご〜い!…と。
しかし実際の学生は、エントリーした時点では
自分がエントリーした会社のことなんて、まったく知らないのです。
顔も知らない相手を気に入っているわけがありません。
だから母集団形成なんてのは大企業様用の仕事です。
やってもしょうがないんです。
先日「就活格差」の著者で
就職ジャーナリスト(←すごい!)の常見陽平氏と会いました。
日経ビジネスにもデカデカと紹介されていて、
結構売れてるんだそうです。
氏曰く「実はお前の本の内容も参考にしてやった」とのこと。
まあ、みなさんに就職の知識が付けていただけるのなら
とてもいいことではないでしょうか。
そんな彼も、この「就活シーズン」については、
ワシと同じようなことを説いていましたし、
どう見ても就職活動のあり方が変わっていくのは間違いないでしょう。
彼は「分母から分子の時代になる」と。
なんだかその言い方が、とても賢そうに聞こえたので
ワシもそれをパクって
「分母の量を求める時代から分子の質を研ぎ澄ます時代へ」
‥‥と言い直してイタダキです。
では採用活動はどうするのがいいのか。
‥‥ちょっと見えてきましたよ。
まさにそんなときに出会った
NPO「じぶん未来クラブ」の人たちの取り組みは感動的でした。
事業紹介用のDVDを見ただけでジーンと来ます。
ジオコスが将来、世のためになれそうな事業が見えてきました。
具体的にはまたそのうちに‥‥。
未来の夢のタネですな。
前号はまったくプライベートの
マヌケ話だったので今回は少しマジメな題材で。