土曜日に中学時代の同窓会がありました。
卒業以来30年ぶりなんて人も多くて、挨拶に困ってしまいます。
すでに孫のいるおばあちゃん、
今年になって二十歳も年下のヨメをもらったヤツ、
すっかり禿げてめちゃ太ってるのに面影がしっかり残ってるヤツ、
おそらく白髪ならワシがナンバーワンだ。
中学当時一緒にバンドを組んでた
宮口クンとはとくに話が盛り上がりました。
「ホテル・カリフォルニア」を文化祭でやろう！なんてシブい選曲や
「呪われた夜」はすばらしい曲だ！
なんてマセたことを語り合っていた仲だもんなあ。
しかも宮口クンから聞いて驚いた。
「オレまだ文化祭ライブ当日の録音カセットを持ってるよ」と。
それはとっても聴きた・・・・くない。
「50年経って、65歳になったら聴いてみようじゃないか」
と、楽しみな約束を交わしました。
（30年前にタイムスリップ）
朝練のランニングで校外を走っていると、
向こうから女子バレー部の集団が「ファイト〜！オーライ！」なんて
かけ声とともに走ってきます。
すれ違いざまに「よお！」なんて挨拶をするの瞬間がちょっと嬉しい。
‥‥なんて、
ちょっと甘酸っぱい記憶のある同級生たちも
恐ろしくフツーのオバサン大魔王になっているわけですが、
当時の気持ちに戻れば会話もはずみます。
恩師も7名参加。
優等生とはほど遠く、担任や部活顧問の先生が不在だったので
あまり話すこともないよなあ…、と。
先生たちだって、この30年間
ずっと生徒の記憶がアップデートされていたんだから
忘れちゃうよなあ…などと思ったんだけど、
意外にもどの先生も、当時のエピソードまで覚えてくれていて、
ありがたく嬉しい気分でした。
当時まだ若い先生たちだと思っていたけれど、
皆さんすでに定年退職されているという。
なるほど。すでにそんなに長い年月が流れてきたんですね。
中でも印象的だったのは、理科担当の鈴木幸夫先生。
ユニークで人気者だったこの先生は、
壇上の挨拶も、みんなとの会話もやっぱりサエていて、なかなかの「人物」です。
その先生から別れ際、こんな言葉をいただいた。
今日いろんな話をキミから聞いて、
僕の中では伊藤クンがこんなに活躍しているとは非常に驚きだった。
キミみたいな人材が育ったのは僕も誇りに思う。
たいへんな時代を背負ってかなアカンけど、
これからの社会のために必ず何かを残していってくださいよ。
伊藤クンがやっているコトをもっともっと世の中に発信していくれたら、
いい世の中がくると思うからさ。
ありがとう！
と握手された。泣きそうだったけど、笑顔で御礼を言った。
先生はやはりいくつになっても先生でした。
ま、三次会まで来て
ただクダまいてた厄介な先生もいたけど。
またいつか再会したいですね。