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なんちゅーかこの中華、サイコーの味

45回目の誕生日を迎えました。
メッセージをいただいた皆さん、本当にありがとうございます。
ハードウエアのプレゼントも待ってます。
しかしもう45か。早い。
自動で走る電気自動車だらけの風景になる未来まで
元気で生き長らえたいものです。

horyuen.jpg

さて、話は全く変わって。


先週のことです。
ホームページのリニューアルを検討されている社長がいるので相談にのってほしい…
という紹介案件をいただき、豊田市まで出かけました。
事前情報によるとその会社は、
ふたつの事業を展開している中華料理屋さんとのこと。
ふむふむ。まあとにかく行ってみよう。


「お、豊龍苑‥‥、あったあったここだ」(上記写真)


建物の雰囲気やフロアの調度品など、
やや年季が入っているものの、たいへん立派な設えで、
これぞ老舗本格中華料理屋という店舗でした。


約束の時間には早かったので、その店でランチ。
天津飯セット800円也。
そこにはエビチリ、ミートボール、野菜の煮付け、サラダ、杏仁豆腐、
そして4種類から選べるスープバー…。
価格に不釣り合いなほど数多くのサイドメニューの小鉢がたくさん付いています。
しかもどれも手抜かりのない料理でうまいのです。
この店、コスパ最高にいい!!


夜のメニューも結構豊富で、
会社の近くにあったらもう間違いなく大流行すると思います。
豊田市の郊外にあるのが非常に惜しい。


あとから社長に聞いた話によると、
最近の安売り弁当なんかと価格競争をすると、完全に原価割れしてしまうとのこと。
丁寧に調理されたものであることがわかって、
こういう店は本当にすばらしい。


しかもおもしろいのは、この店舗内のあちこちで目に付く
手書きの張り紙や天井つり下げPOP。


◎スープは2杯まででお願いします
(なるほど、3杯以上も平らげるヤツがいるのですね)

◎箸は持ち帰らないでください
(割り箸よりコスト安になるはずの塗り箸を持ち帰られて損こいてるんだな)

◎1階 空席あります
(何も言わずに2階の宴会場に行く客がいるんだな)

◎ウーロン茶はお一人さま2杯まで
(店のオバサンがポットを置いて「こちらはお水です」といったのはそういうことか)


その細かい文言にいちいち愛嬌があって
この店、なかなかユニーク経営をしているのではないのか。
究極が天井にあったこれです。
200910291334000.jpg






UPにすると






chugoku.jpg
調理人 湯浅、桑原、稲葉、小野田、中国人
????
なんで中国人? ん?


食事を終え、社長にご挨拶をする。
まさかとは思いましたが、さきほど料理を運んでくれたオヤジさんが、
調理人の一人として名を連ねる桑原社長でした。


挨拶も早々に済ませ、
そこからしばらくの時間、店の経営課題やWEBへの期待値など、
たくさんのお話を伺いました。


私「この名刺にある名古屋の住所がもうひとつの事業ですね」
桑「そう。もうひとつは名古屋」
私「メゾン豊龍苑というのは同じようなタイプの店なんですか」
桑「いやいや、それはメゾン豊龍苑という名前のね。1Kのマンション」
私「マンション?」
桑「中華料理だけじゃ厳しいもんでね。そっちは家賃収入」
私「あ、マンションの名前‥‥ですか‥‥」


そうなんですね。


しかしねえ‥‥。
メゾン豊龍苑にお住いの方たちは、
自宅住所として掲げている自分のマンションの名前が、
校外で素朴なオジサンが経営している中華料理屋さんのことだとは、
よもや想像もしてないでしょうね。


そのシブくイカしたセンスにも、たいへん好感が持てるのでした。


仕事でお手伝いするのはちょっと難しいかもしれませんが、
この豊龍苑、とても応援したくなりました。

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2009年11月 4日 16:38に投稿されたエントリーのページです。

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