今、このブログを食事中に読んでいる
という方は、今回は一端メシを食い終わってから
ご覧になることをオススメします。
このあとに報告する話は、
眉をひそめるようなお下劣さはないと思うのですが、
一応警告は発信しておきたいましたから。
ワシは悪くありません‥‥。
ある日、外出先から戻ったワシは
オフィスの企画室でじっと座り込んでいました。
ワシはトイレの大きい方のことを
二十代の頃から「企画室」と呼んでホントに企画を練ってい
‥‥‥‥ることもあります。
そんな個室の中でケータイがブルブルと鳴るではありませんか。
扉の向こうにヒトの気配がないかを探りながら
やや地面に近いところに下がっているズボンのポケットをモゾモゾと探る。
ケータイのモニタを確認すると
前職時代から20年来の悪友クワタからです。
(今日の予定の話だな)
しゃがんでいる最中ではありましたが、
用件を伝えるだけの短いやりとりしかしない仲なので
つい通話ボタンを押してしまいました。
私「はい」
K「オフィスでチェックしてもらいもんがあるんだけど」
私「ワシに“来い”って言ってますね」
K「そう。で、何時ぐらいに来れそうなんだ?」
私「今すぐはわからんからあとで折り返すわ」
K「おうわかった。ところでオマエ今、クソしとんのか」
私「え? なんでわかんの?(怖)」
K「声のトーンと響きだけでオマエがクソしてることがわかる。
どーだ!すげーだろーオレは(爆)じゃな」
(ツー・・・ツー・・・ツー・・・)
たしかにすごい。
そう考えたら、思わず個室の中でグフフグフフと
声に出して笑ってしまいました。
(ガチャ‥‥)
なんとタイミングの悪いことに、
私が個室でだらしなく笑い声を上げているその真っ只中に
何者かが殿方用お手洗いに入ってきた。
だけどワシは、
居場所を見事にあてたクワタの言葉がリフレインして
笑いが止められない。
「‥‥ックックック‥‥ンブグゥーッ」
あああ、吹き出してしまった。
チビってしまった子どものような気分です。
それでもひとり企画室で笑い声をあげる不気味なワシは、
とてもミジメで恥ずかしくて出られない。
けれど、扉の向こうの男は、
呑気に歯磨きをしはじめる音が聞こえてくるじゃないか。
お願いです。早く出てってください。
むなしい企画室の籠城作戦で、
暖っか便座にホンワカと慰められたのでした。