あれはたしか20日の夜のことです。
深夜に気がゆるみ、ソファの上で眠ってしまったのです。朝まで。
おそらくかなりおかしな寝相だったんでしょうね。
その日から右股関節、右腕の付け根、右手首に違和感が生じました。
カラダ右方面の関節周辺が日に日に痛くなる。
ヤバい‥‥。予感は正しかった。
25日朝。痛みはほとんどなく
いつものように自転車で10kmを通勤で颯爽と出社
…したものの、
交通の不便な客先までの往復約30分を歩いたお昼時、
痛みが増していることに気づきました。
午後からは東京駅へ。
新幹線が終点を告げ、席を立つ時に思わず声が出ました。
アイタタタタタタタ‥‥
再び席にへたり込んでしまったワシを
他の乗客が横目でチラ見して通り過ぎていくのがわかります。
意味もなく平気なフリをして、やや足を引きずりながら
2つの予定をこなしました。
その間、駅間2往復分ぐらいは歩きましたから
歩数距離は結構伸びたと思います。
25日夜。
静まりかえった九段下の宿のベッドの上にいました。
寝返りを打つたびに激痛で目が覚めます。
座ったり立ったりもう一回横になったりしてもイタい。
26日朝。
渋谷のオフィスから新宿へ。
ヨボヨボ歩きのワシに付きそう花子は、
まるで老人介護のオネーサンのように気を遣っています。
夕方新幹線で名古屋へ。
そのままアルコール麻酔で気を紛らす。
27日朝。
あまりに痛いので、
こりゃ本格的にどっか悪いんじゃないか?
と不安になり病院へ。
有名な整形外科とは聞いていましたが、来院者が座りきれないほどにぎやかとは…。
診察待ち1時間半、レントゲン撮影待ち30分、
再診察待ち20分、インターン出たてのような童顔ドクターは、
「レントゲンでは異常がまったくない」という。
で、MRI検査の予約待ちに30分。
この異様な待ち時間地獄に
すっかり慣れさせられてしまい、油断しました。
会計で約1時間近く待たされていると、
ごった返していた待合室がずいぶん静かになっています。
そんな状況になるまでヘンだと気づかなかった自分もバカですが、
えーかげんにせーよ!
なんとワシの会計を忘れられていたのです。
このムダな半日にイライラしていたら、
痛みも和らいできました。
医師不足なのか、オペレーションの問題なのか、
待つのがアタリマエになっている病院の業務フローをカイゼンできたら、
結構いいビジネスになるな。