1994年。
ジオコスに初のコンピュータが導入された。
最新の高速MPU「PowerPc」を搭載したPowerMac6100/60。
それから16年。
ワシとApple製品との長い付き合いが続いている。
制作業務フローも大変革した。
たった一台だけなのに、
モノクロプリンタなのに、ソフトは2本だけしか買ってないのに
フォントが有料ってなんじゃ?ワープロならタダだぞ!!
で、なんと150万円を超えの大出費。
しかし今思えば、
その当時のワシらは借入の方法もわからないバカだったのだが、
100万円ぐらいの投資資金を持ってたってことか。
すでに貯めていたことが伺われる。
当時のメンバー村上&双里は、野郎3人の湿った薄暗いオフィスに似合わぬ
(平田のばあさんは育休のためこの時期は不在)
見慣れぬハイテク機器に恐れをなしていた。
原稿書きはワープロ、東京の写植屋にキャッチのバラ打ちをFAXで依頼し、
ボディコピーアタリ用の文字ダミーを切り貼りし、
手仕事でカンプをこさえ続け、
決してMacには近づこうとしなかった。
ハイテクに近づいたのはワシだけ。
イラストレータVer3はデザイン作業のしにくいソフトだった。
その上、誰も教えてくれる人がいない。
独自で学んだ要領の悪い手法でいままでの何倍もの時間をかけ、
ムリヤリMacに慣れようとした。
自宅でもPerformaer588という
当時としては激安の廉価モデルを買った。
今思えばそれでも10万円。ぜんぜん安くない。
それからMac一筋。
いくつものMacを所有して、
今、iPadでこのブログを更新している。
時代がまた変わる予感。