旅に出るヒト、働くヒト、
二十年ぶりにのんびりできたというヒト、実家に帰省するヒト…。
知人のゴールデンウィークの過ごし方に
千差万別あることをリアルに知ることができるのは、
ツイッターやブログの恩恵です。
ワシも今の時代を生きているのを実感できます。
そういえば、出張時の新幹線も
働くヒトと行楽の旅に出るヒトが入り交じるのも
長期休暇前後の特徴です。
年配者グループは車内で酒盛りをはじめ、
楽しそうに呵々大笑のオンパレードに沸いています。
ビールとスルメによってあの独特なすえたニオイを発生させ、
まるで喫煙車両のような気分。
ファミリーは旅の興奮で子どもたちは大騒ぎ。
子どもが怪獣のように雄叫びを上げ、それを叱る親がまた雄叫びを上げ…。
平日のサラリーマンだらけの車内とは
まったく違う世界になります。
楽しい旅にコーフンしているのですから
眉間にシワを寄せるような野暮な態度を示したりしませんが、
密閉型のイヤフォンは必携耳栓アイテムなのは
間違いありません。
というように、
オンタイムのヒトとオフタイムのヒトには大きな温度差があります。
それは鉄道だけでなく、道路上でも同じです。
本日のこと。
ワシの家の近所は
高速のインターチェンジがあり、渋滞の列が発生していました。
そこに社名ロゴの付いたバンが
渋滞の群れの中をかなりキレ気味にクラクションを鳴らし
測道を通り抜けていきました。
ビィ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!!!
‥‥むむむ。
そりゃ、アンタは働いているから忙しいし、
気も立っているんでしょうが、
感情をムキだしにして走らなくてもいいんじゃないのか?
そんなに一大事で急いでいるのか?
‥‥などと考えて先に進んだ約10分後、
そのバンが車道と歩道を仕切るコンクリートブロックに乗り上げ
亀になって立ち往生しているではないか。
運転手とみられるワイシャツの男がケータイを耳に当てながら
困惑しているのが見えます。
その横を追い抜かれたクルマたちが
ザマミロ的な顔を浮かべて通り過ぎていく。
馴染みのない社名だったからいいけれど(…って、よくないけど)
この会社、イメージダウンは間違いないよなあ。
自転車で通り過ぎたワシは
「手伝おうか?」と一声かけて救助を打診したけれど、
手を横に振るだけでケータイで話し続けています。
さきほどの行為を見ちゃったあとだし、
オイルが漏れているのも見えるし、その態度もかなりイマイチ。
ムカッ。
写真撮っとけばよかった。
…と意地悪なことを考えてしまった
心の小さいワシでした。