ワシは二十代の頃、
「我が社は社会貢献を目指して…」なんていうセリフは、
タヌキ社長のキレイ事にしか感じず、
全く信用してませんでした。
福祉団体じゃあるまいし、なんで社会貢献なんて言うんだろ?
と、嘘くささばかり感じているひねくれ者でした。
しかし、土曜日。
児童養護施設を見学したワシの頭の中は、
本気で「社会貢献」という言葉で埋め尽くされました。
名前貸し程度の気持ちで
理事に名を連ねたNPO団体のミーティングで
桜本町の施設を訪れました。
恥を承知で言うと、
正直言って、土曜日に面倒な場所で理事会なんて
めんどくさいけど、これもお付き合いだし仕方ないよなあ。
という軽い気持ちでした。
その施設はワシにとって衝撃でした。
幼児から高校生までが共同生活を送っている。
自分のせいじゃないのに
一般的な家族との生活をできないでいる。
なんらかの問題を抱えて
この環境で育った子どもたちが、きちんと社会の中で
暮らしていけるように・・・・
いやいや、めちゃくちゃハッピーサクセス狙ってほしいじゃん。
ワシが何かできることはないだろうか。
心の中で燃え上がりました。
ワシの中で新しい目標ができました。
社会貢献です。