大人数の異業種交流の場、
たとえばロー◎リークラブとか、ナントカ塾みたいなものには
なるべく参加しないようにしているのですが、
元PHP研究所の社長で、7月から参議院議員になられた
江口克彦氏が塾頭を務める勉強会の
「壺中の会」だけはもう十年以上も会員です。
誰もが知る大手企業の経営陣や
代々続く老舗企業の経営者の方の会員が多く、
ワシなんかが席を置くには、かなり敷居が高く分不相応な感じなのですが、
皆さんと気さくだし、会はいたってマジメな勉強会で
学ぶことも多いのです。
で、先週金曜はその壺中の会でした。
サイコーにいい話でした。自分のメモがわりに公開します。
●固く決意さえすれば道は自ずと拓ける
大事なのは未来から自分を見つめることだ。
過去にあるのは燃えカスだけ。
現在の積み上げが未来なんてこともない。
たとえばイチロー。
未来の目標から今の自分をみてやることを徹底している。
できるかどうかはわからなくても固く決意していることは大事。
今何をするのか。未来の自分が見えているから。
●道義・道徳をなくす時
※自分の立っている台を自分で壊してしまうヒト。
(自分の環境や自分の会社や部下の文句を言うこと)
※ジコチュー
※幼稚な人
(先が読めない人。今の判断を過去からもってくる)
※滑稽なヒト
(ヒトにお説教ばかりで自分はチャレンジしない)
●ニンゲンは善悪両方もっている
人間は頭の中に二人の運転手がいる。
24時間真面目なことばかり考えているわけじゃない。人間だから。
だれでも横断歩道じゃないところを渡る時がある。
改札がなけりゃタダでくぐりたいと思う。
自分の中野悪しき運転手が不要かといえば違う。
それができればみんなバチカンの司祭になってしまう。
嫉妬は好ましくないけれど、向上心に変えられることもある。
禁欲だけでは人類は滅びる。
強奪はできなくてもいつか手に入れるための目標を持てる。
つまり、
良い運転手ばかりだと疲弊することだってある。
人間の心は善悪の心を併せ持っているのだ。
大事なのは悪の心が善の心に刺激を与えること。
神格化された精錬潔癖な薫陶じゃなく
とてもニンゲンらしく解説してくれるから大変わかりやすい。
ごもっともな話をきちんと心に響くように
話せる人はスゴイと思います。
参加した方も口々に「今日はいい話だった」と。
たしかに心にビンビン刺さる話だった。
まだまだワシにも何かできる気がしました。