PDRさんは効率のいい採用を考えた。
Gnetさんはインターンシップを経た学生の将来を考えた。
ワシは新しい採用活動(就活)を世に提案したかった。
就活の開始時期がどうとか、長期化が学生への負担増だとかじゃなく、
もっと本質的な就活改革を実現したい。
そして合宿企画が浮上した。
企業と個人の相性が本音で見える。
そんなお互いの出会いを実現させるためには、
通りいっぺんのエントリーや選考ではまったく意味がありません。
面接やSPI対策で化粧をした学生。
人材像を定量カテゴリー化する企業の人事。
どっちもアホらしい。
で、企画しました。
『商品企画ってこういうシゴトだったのか
という醍醐味を知る熱い合宿』
という二泊三日の就活。
PDRさんは社員総出で学生たちを盛り上げた。
学生たちは明け方まで課題に取り組んだ。
ウメコの懸命な進行も場を盛り上げた。
そして学生たちは
シゴトの中身について、企業の理念について、
PDR社員の働くスタンスについて、
会社の風土、雰囲気がしっかりと伝わったんじゃなかろうか。
そして思ったはずだ。
チームで働くというのは楽しいことばかりじゃないし、
信用を失いそうになることがあるし、
他人と意見がぶつかるし。
そんなことを繰り返しながら、
顧客満足を考え、仲間同士が認め合い、信頼を築き、
ようやくひとつの業務が完成していく。
しかもその結果は成功ばかりとは限らない。
そうやって成長していく。
それが実感できたのじゃないだろうか。
ここに書き始めたら何頁あっても書ききれない。
とにかく濃い時間でした。
最終日、感想を学生に聞いた。
◎参加をためらったけど人生観まで変わった。
◎自分への達成感もあるし仕事への煮え切らなさもわかった。
◎この3日で就活の目線が全然変わったと思う。
◎職種や業種よりも、誰とやるのかが大事だと思った。
意義はあったことを実感できます。
…いろいろあったけれど、
まさか泣きながら感謝してもらえると思わなかった。
もらい泣きする学生やPDR社員ばかりか
ワシまで涙がこぼてきた。
たった3日間。
参加の学生はたったの14名。
市場を席巻するムーブメントにはほど遠いけれど、
こんなに意義のある活動ができて
ワシは本当に幸せ。
パッケージ化できないし、
横展開も難しいかもしれないけれど、
絶対に世のためになるシゴトをしている!
と自信を持てました。