今朝、本屋で目に留まりました。
ノスタルジック。間違いなく昭和の子ども。
白い下着のシャツなんて、いまどきの子どもは着てません。
でもワシらの時代はそれがフツーでした。
ヨレヨレのU首のランニングシャツ。
麦わら帽は持ってなかったけど、
タモを持ってザリガニとかクワガタを捕りました、夏休み。
普通に走る。
擦り傷をつくる。
真っ黒に焼ける。
公園の水道水をガブガブ飲んで。
インスタントラーメンをオヤツ替わりに買って
粉末スープを振りかけて
生のままバリバリかじってたのはワシだけか‥‥。
あの頃の冒険心はだんだん忘れてしまい、
純粋な興味だけで動けるフットワークを維持できなくなってきました。
オトナになると計算ばかり、守るものばかり、外面ばかり。
それは本気で楽しいか。
でも、そんなことも味わうのです。オトナだから。
ランニングシャツの子どもは遠い日の話だけれど、
生ビール大ジョッキを飲んで、
バカ話してるうちに心がだんだん砕けてきて、
ホンネが出てきて、ああ楽し!…って。
そういうのだって、あと何年できるんでしょうね。
と、この絵本の表紙を見て、思うワシでした。