オッサンっぽいオッサンは
いったい何でああなってしまうのだろうか。
…と、若いころは思っていたのに、
今やもう若い人の気持ちがわからなくなってしまった。
同世代のバカ話のほうが圧倒的に理解できる。
今やそれを残念とも思わない。
政局や宗教観みたいな話題を好む。
びっくりするほど長い鼻毛を発見するようになった。
嵐とAKBのメンバーなんて一人も知らん。
新しい洒落た店を探すより、いつもの大将がやってる店でいい。
カラダの老化を具体的に言える。
若者の恋バナについていけない、あるいは親の気持を考える。
朝、顔を洗う時、鏡の自分は目の周りがシワシワ。
焼肉を食いたいと思わない。
アレ?なんか恋かも?っていうシーンが思い出せない。
まだクルマとかに興味がある。
イマドキのお笑い芸人なんかより圧倒的に吉本新喜劇がいい。
眠くても二日酔いでも朝早く目が覚める。
爪を切るときにはそろそろ老眼鏡が欲しいと思う。
休みはドテラ姿で近所のコンビニに出かけても恥ずかしくない。
ライブで座れる時間があると安心する。
痒いところに手が届かない。
2003年なんてどえらい最近だと思う。
同級生を見ていて、そのオジサンぶりにびっくりする。
イヤホンのボリュームは爆音じゃなくてもいい。
にもかかわらず、モスキート音は聞こえない。
ボールを投げたりバットを振る姿が絶対にかっこ悪くなってる。
カラオケは昭和主体。
どうみてもオジサンじゃなく
オジイサンが近づきつつあることを感じてしまうのだ。
そんなオッサンなんだけど、
仲良く呑みにつきあってくれよ。
クドクドとオッサン節を聞かせてやるからよお。