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新しいバイブルを花子に伝授されました

半沢直樹、見てません。
あまちゃん、久慈が舞台だとは聞きました。
イマドキの旬なテレビネタについていけません。
TVドラマを連続で観たといえば、
龍馬伝が最後だな。

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な〜んて世間話を
弊社花子とひるめしを頬張りながらしていたのです。
すると箸を進めつつ彼女が言いました。

「池井戸潤氏の書は半沢直樹の原作もいいですが、
 『空飛ぶタイヤ』がもー絶対にいい!」と。


聞けば、
小さな運送会社の社長の奮闘記とのこと。
さまざまな艱難辛苦に向かっていく
熱い中小経営者の取り組みに、
まちがいなくアンタも共感するはずだからぜひ読め!!!
とオススメしてくる。
たしかになかなか面白そうです。


恥を晒しますがワシ、
小説というものをこの数年はまったく読まず、
その存在を知りませんでした。
モチーフになった話もこの書もすでに結構有名ですね。
情けないです。
「そんなオススメならAmazonでポチるか…」
そしたら花子さんは、
持ってるから貸してやる、とのこと。


そして、次の日。
ワシの机に二冊の文庫本が置いてありました。
席を見上げるとワシより先に出社し、
すでにパソコンに向かって
カタカタとキーボードを叩いていました。
「これ、ありがとね」
と背中に向かって声をかけると、
「あ…。はい。どーぞ」
と一瞥をくれただけで素っ気なくパソコンモニタに
目線を戻していきました。


その日の昼。
ひとりでその本を持ってひるめしに出かけました。
ほんの数十ページだけですが、
すでにジーンときます。
共感します。
似たような場面がイメージが付きます。
大きな相手に上からモノを云われるあの感じ。わかる!
闘っても一蹴されるあの感じ。わかる!


みるみる引きこまれて
ず〜〜〜〜っとその活字に耽りました。
そして反省と鼓舞。


物語の主人公ほどの窮地は、
ぜ〜んぜん味わったことなんかないじゃないか。
落ち込んだりしてる場合じゃないぜ!
デカい相手に媚びてる場合じゃないぜ!
メジャーでピカピカしたモンに憧れてる場合じゃないぜ!


オレたちはオレたちの仕事に誇りを持って取り組む。
そんな仲間がジオコスだ!
この本‥‥、すげーーーーーーーーーーーーー!!
十代で『成りあがり』を読んだ衝撃と同じ。
めっちゃコーフンしてる。


(私信:毎週、このブログをご覧いただき、
先月、中部経済新聞で取り上げられたワシの愛読書も
全部購入していただいたというP社のN社長!
コレですコレ!必読です)


よ〜し、月曜の会議、
みんなに今期の誓いをちゃんと伝えよう!
花子、ありがとな。
新しいバイブルができました。


あ。そうだ。
ワシも同じ日、新人スナダムシに
本を貸してやったんですよ。絵本なんですけどね。
今のヤツにはいいと思ったんで。

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2013年9月 7日 23:56に投稿されたエントリーのページです。

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