「とうとう40代最後の週末だ」
スタッフ女史とひるめしを食いながら
そんな会話をしていたら、
「20歳から50歳までの30年。同じ年月が経つと80歳じゃん」
と、アタリマエのことを言われてショック!!!
老人エリアの始まりなのか…。
もう人生は半生記だけれど、
映画ベンジャミン・バトンのように
だんだん若返っていく人生などありえないわけで、
あの物語のような人生になったとしても
なかなか切ないし…。
当然ワシにだって
キュートなチビっ子時代があった。
東海道新幹線の開通した年に生まれ、
その新幹線が走り去る姿を遠くに見ることができる
土地で過ごしたあの時代が、
思い浮かべられる。
この写真みたいな風景なんて
今でもクッキリ鮮明に思い出せるなあ。
横断歩道を渡っていくサラリーマンの革靴の音が
とてもカッコよく感じてた。
そういえば、
エスカ地下街にあった
噴水みたいにガラスドームの中で
オレンジジュースがグルグルと舞っている販売機で
紙コップのジュースを買ってもらうのが、
密かな贅沢だったっけ。
あの当時のワシは、
高度経済成長社会に似合わない貧乏家庭で育ったけれど、
その後一家離散にもなったけれど、
自分を不幸なヤツだと思ったことがない。
中途半端にツッパって、
勉学も努力もまったくしない
脳天気クソ小僧だったからなあ。
ま、でも、
アタマが悪い自分を恨んでも仕方ない。
ワシはワシでしかない。
…と、
このブログを書いてるうちに
もう噴水みたいな自販機が気になって気になって
検索をしてみたら・・・あったあった。
(噴水型ジュース販売機)
…と、
喜んでいて気づいたけど、
こういう拡散思考で集中力が続かないのも
脳天気クソ野郎の証拠なんだよなあ。
…と、
反省して気づいたのは、
こうやってワシの人格が形成されてきたんだな、
という我が身の半生記の振り返り。
もう一回、二十歳の気分で
いくしかねえな。
カウントダウンは、始まっている。
というキャッチの求人広告にインスパイアされた
あの時代を思い出しながら。