あきらめが悪いのは大事だ。
だけどもうワシだって若くはねーわけで。
青くさい突進をしているだけじゃ
おバカに見えるよな。
自分の若かった頃、
約30年さかのぼってみると…。
ドラマ『ふぞろいの林檎たち』の世界観をを思い出す。
理不尽なパワハラ上司やインチキな顧客と向き合っていく
新人サラリーマンの生き方に共感したり、
影響を受けたりしたもんだ。
あの気持ちでいるつもりだったのに、だ!
いつの間にかワシは
めんどくさくて偏屈なオッサン役の側にいるじゃん。
ワシが熱意で言ってるつもりのことも
若い衆にしてみたら
ただの頑固ジジイになってることがあるよな。
そりゃワシだって
幾多の経験を重ねてきたし、
イバラの道も超えてきたから、自信がないわけじゃない。
でもそれが偏屈度をUPさせてるだろうな。
というわけで、
50なりのツッパリ方、どうする?
永ちゃんみたいにステージの主役で唄ってるわけじゃないし、
角さんみたいに金権を掴んだわけじゃないし、
宗一郎さんみたいな技術をマスマーケットに放つわけじゃないし、
幕末の志士みたいに倒す相手がいるわけじゃない。
ワシなりの道をさがすかな。
まだ、何も事を成してないし。