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落ち葉の舞い散る停車場は‥‥

先週からの流れが止まらない。
昭和の代表曲をiTunesでいくつかポチり、
昨夜は「THE歌謡麗しの女性篇」をアルバム買いして、
奥村チヨのアングラな魅力にやられ、
全曲集が欲しい(←今ココ)。

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そんなふうに
昭和歌謡に凝り始めて気づいたんだけれど。
昔の歌詞っていうのは
今じゃあり得ないような内容がジャンスカ出てきて
ちょっとした驚きがある。


まずもって頻繁に出てくるタバコ。
今や世間の迷惑モン扱いなのに「香り」って表現ばかりで、
ものすげー肯定的に唄ってる。
あとなんだかとても妖艶。
詞のレトリックが絶妙なエロさ。
70年代に聴いていたフォークソングなんて
お子ちゃまソングに聞こえる。
女性がちょっと卑屈なのも時代かな…。


と、そんなわけで
常識っていうものは、
時代とともに変化していくもんだよな。


日本を取り戻す
って言ってるヒトたちが街で声を上げているけれど、
いつの話をしてんだろうか。
戦後の経済成長を培ってきた時とは
ずいぶん状況が違ってきてる。
どうなるかな、ニッポン。


これからの時代、
貧しい気持ちにならないことが大事だな。
ちょっと哀しいMな世界の昭和歌謡に潜んでいるのは、
逞しく生きる日本人の姿だ。


名古屋の街並みを
一人歩きながら帰宅する師走の週末の道中、
マイクで演説している候補者、
宴に消えていく人の群れ。


そんな中で
自分が進むべき道を考えていると、
社会の向かっている方向も、
今の自分の興味関心の向かっている未来も、
昭和歌謡に引きずられている嗜好も、
ぜんぶ結びついているような気がして‥‥。


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2014年12月 6日 16:40に投稿されたエントリーのページです。

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