本田宗一郎氏を尊敬している。
氏の書なら数えきれないほど読んできた割に
ワシの経営が下手なのは、
藤沢武夫氏(当時の副社長)のほうを学んでいないから、
…というのがお決まりの逃げ口上だ。
しかし、だよ。
最新の日経ビジネスで
「こんなホンダはいらない」という特集を見た。
そこにあった「抜けだせミニトヨタ」のメッセージ。
我が意を得たりの記事だった。
砂漠の塩粒でしかない
零細企業のワシが上から言うのは百年早いけれど、
かつてのファンとしては
敢えて厳しく言っておきたい。
宗一郎さんのスピリット忘れちゃってね?
F1復活の際、
F1総責任者の新井康久氏が
年初のインタビューでこう語っていた。
「まずは3月15日、前の方のグリッドに並んで、
すごいじゃないかと言われ、レース後はひと言で終わりたい。
『やりました』と」
なかなか熱くていいセリフだねえ。
久しぶりにホンダスピリッツ復活かと思った。
…そしたら、
今日の開幕予選、最下位でいろいろ言い訳してんじゃん。
がっかりしたよ。
廉価な軽自動車とか
出前用のスーパーカブを作ってる会社が、
F1で勝ちまくるっていうのがカッコよかったのに
今のホンダって普通の大企業じゃん。
青山勤務で気取ってるだけじゃ、
価値は生まれないよ。
若者が油にまみれて
努力してないんじゃないかなあ。
ワシの好きだった
ホンダじゃないのは間違いないな。
ジオコスも気をつけなきゃイカン。
ちゃんとクオリティを出し切る集団になっていかなアカン。
安い早いだけのモノを作ったらアカン。
がんばろう!!