修理をして使うには
かなりビンボー臭く色褪せしていて、
買い換えたほうがよさそうだと判断したものの、
なかなかお目当ての逸品に出会えない。
だけどなあ。
じゃあどんなカッコいいバッグが欲しいのワシ?
と自問自答してみても、
お目当ての商品の明確なイメージはない。
これいいかも!と思っても、
商品に不具合があったり、機能が足りなかったり、
どうもしっくりこない。
散々ウロついて浮かんだのは、
なんだかもう家にある紙袋とかでもいいんじゃね?
という清貧の気持ち。
…と思うと
ヒトの物欲って不思議だね。
高級機械式腕時計なんて時間は正確じゃないし、
フェラーリなんて走る場所ないし、
最新ゴルフクラブなんて曲がるし飛距離アップできないし、
骨董茶碗なんて知らないヒトにはガラクタだし、
ジュエリーなんて邪魔なだけ。
それでも欲しいヒトには大事な宝。
人の価値観なんだから、
自分の考えをヒトに押し付けちゃったらアカンね。
好き嫌いがあっても、
正しいとか間違っているってないもんね。
食い物の味も、カッコいいと思うモノのスタイルも、
信仰も、旅先の選び方も、シゴトも。
ヒトの価値感には
寛容にならないとアカンのだなあ…。
AppleWatch見せ合ってるカップルを見ながら、
オジサンは思うのでした。
(※写真は東京じゃない表参道)