お迎えに来てもらったから
炭火BBQとビールで乾杯したかったけれど、
前日、前々日のアルコールが重く残り、
この日は烏龍茶でお付き合い。
思えば二十代の頃、
会社の仲間と行くこの手のイベントには
若さを武器にキャッキャとハシャいでいたんだけれど、
「烏龍茶でお付き合い」
と自分で言ってしまうあたりに、
アウトドアのレクリエーションが
もう似合わないオッサンになってしまったことを
痛感してしまうのだな。
ちょっと前なら
花ちゃん団ちゃんを従えて
クルマでサザンをかけて鼻唄でドライブしながら
ウキウキと楽しんでたんだけどなあ。
この写真を眺めると
みんな子連れだったりするしなあ。
花子は5月からは二回目の産休になるしなあ。
そりゃ五十のオヤジは「お付き合い」で参加だわなあ。
時は流れとるんだなあ。
そういえば、
このBBQ会場に向かう道中。
二十代の頃にお付き合いした元カノの実家の近所を通った。
懐かしさでキョロキョロと落ち着かないまま
その景色を確認してみる。
以前と変わった戸惑いと
昔のまま残る残像がゴチャマゼになった風景を見て、
四半世紀近く前の思い出がこみ上げる。
あの頃のワシは初々しく輝いたな。
いつも何かを追いかけてた。
若かったよな。
そうか。
ワシもあれから四半世紀。
だんだん錆びてきてるかもしれんな。
KURE錆止めスプレーをぶっかけて
まだだましだまし走るぜ。
花子よ、元気な第二子を無事に産んで
来年帰ってくるのを待ってるぜ。