だけどそんな話は、
大物マフィアの爺さんを描いた物語で、
自分には程遠い世界の出来事でしかなかった。
二代目のドン、
マイケル・コルレオーネを演じるアル・パチーノが
パート2、パート3に進むほど
深い悩みに落ちていく。
自らの冷徹な采配によって
組織は成長を果たしていくものの、
大事なものも失っていく。
先週末に思った。
ジオコスの組織は大丈夫か。
二十年我が社で頑張ってくれた
スミヨシが独立していった。
「もう自分がいないほうがいい」と、
ドラゴンズの山本昌を彷彿とさせる言葉を残し、
涙ながらに語ってくれた。
そして社員がつくったVTRには
我が社を去っていった多くの人たちのコメントが
次々に流れてくる。
ワシは思った。
こんなにたくさんいたんだな。
そして二十年選手が去っていくんだな。
ジオコスっていう
全然ダメな会社を作っちゃったのかな?
しかも送別会のその日、
体調が最悪。
自己管理不足&ロートル感を背負って
早々に席を外したのだけれど、
その帰り道の路肩で歩けないほどになって
さらに反省。
「これは最悪の親父だな」
みんなを幸せにできることを
本気で考えてやってかなきゃいけないのに
何?この今のワシ。悔しい。
スミヨシ。おつかれさん。
最低の親父だったかもしれんけど、
これからも応援していくから。