世の中に求められる存在に。
とはいうものの、
無くてはならないモノなんて実はないんだよなあ。
と、般若心経みたいなことを言うけれど、
最近はそんなことをよく考える。
どんな大物といえど、
その人がいなくなっても世の中は続く。
どんな大物リーダーだって
その人じゃなきゃならないなんてことはない。
ビートルズがいなくても
ポピュラー音楽は進化したはずだ。
徳川家がなくなっても明治時代は勃興した。
トヨタ自動車がなくっても
他のメーカーがクルマは作る。
スティーブ・ジョブズがいなくても
Appleは新商品を出しているし、
どんな大金持ちでも
命の時間を買うことはきないことを証明した。
そんなことを思うと、
自分の存在ってなんだ？と悩む。
いえいえ。
別に心労に病んでるわけじゃない。
色即是空と同じ考え方が
アタマの中をよぎる。
歴代総理大臣の顔ぶれをながめた。
恥ずかしながら結構忘れてる。
国家元首でもこんなもんなのだから、
自分の存在なんて小さなもんなんだろうな。
テレビに出ている有名人が
立派な人格者だなんて思わないし、
生きてる間に
思いっきり楽しまなきゃな。
社会に役立つモノを残さなきゃな。
なるべくたくさん笑わなきゃな。
おもしろい経験を積み重ねなきゃな。
ヒトを喜ばせなきゃな。
な〜んてことを
なんの信仰もないワシが思ったりして。