そして宿泊もしない。
ま、時間的には日帰り出張エリアだし、
愛知県内のクライアントでも
東京より時間がかかるような場所だってあるし。
ムダな宿代をかけなくていいけれど、
メンバーをボッチにさせていることだけは
大いに気になる。
今はホテル予約もめんどくさい。
震災直後の東京だったら
当日夜になって検索しても都合のいい場所のホテルが
何の苦労もなく予約可能だった。
あわよくば7000円代でも空室を見つけられた。
だけど昨今は何コレ。
ビジネスのシングルルームが
一泊1万5000円なんてのが全然普通だよ…。
倍って‥‥。
近頃とにかく多いのは、
TOKYO/JAPANなんてガイドブックを持った
外国人観光客の姿だ。
この人たちが宿を占領してんんだろうなあ。
と思う今週金曜日。
新幹線ホームできしめんを食っていると、
外国人男性の若者が丼のきしめんと格闘していた。
紙コップに移し替えて
新幹線に持ち込もうとしているのだ。
しかし案の定うまく入らない。
「キャナイテイクウドン?」
みたいなことを店のオバチャンに
必死で問い合わせているんだけれど、
「ノー。あー、それには入らん!ノーだよ!ノー!」
って応酬しているわけです。
でも新幹線の時間が迫っているのか、
外国人男性は慌てている。
やがて彼はもう一つの紙コップに冷水を入れ、
それをきしめんの入った丼に注ぎ、
飲み込むように自らの口に流し込んだ。
…猫舌なんだな、きっと。
それを見て思った。
ワシが欲しているのは、
こういう刺激のある風景に触れることだなあ。
東京か地元の地方都市かじゃなく。