社会に出た昭和後期。
まだ経済成長は続きバブル真っ只中。
長時間労働なんて誰も気にせず
TVCFの『24時間戦えますか？』を
まさに実施していた。
先日、電通で起きた
痛ましい事件に関する報道。
かつてなら騒ぎになる前に鎮火されてきたけれど、
マスコミは手を緩めず続報を流す。
労働についての認識が完全に変わったことと、
電通のチカラの終焉だと思う。
ワシら世代のバブル経験組が
労働環境から完全に消える頃には、
日本人の働き方は大きな変化を迎えているはずだ。
期せずして、
ワシも家事を欠かせぬ生活になり、
我が社のルールを大きく変えようと企み中だ。
顧客にとっては大いにサービス低下かもしれないけれど、
営業時間（すなわち顧客対応時間）を
社員の就業時間内に限定したい。
もう24時間戦えなくてもいい。
仕事に追いかけられるのではなく、
個人の能力をベストで発揮できる環境をつくるのだ。
これ、時代に則した
取り組みにできるチャンスだ。
しかし、
短時間労働になった時、
自分たちのスキルアップが追いついていないと
納期ばかりがムダにかかってしまう。
機転の利いた課題解決策ができないのに
労働時間だけ短くなっても、
本当のサービス低下とパフォーマンス低下だ。
リズムよくスピード感をもって
しかも丁寧なサービスでちゃんと成果が出せる。
しかも短い時間で。
ウルトラマンは３分で
怪獣をやっつけられるもんな…。
んーーーー。
すると組織は適材適所と
教育を強化しなきゃいけねーな…。
などと、家の庭の草むしりをしつつ考えるワシは、
大きな変化に対応している。