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先輩モースケのために働くヒマなワシ

この4月。
新卒じゃなく中途社員が仲間入りした。
30歳の元新聞記者のオトコなので
初々しいというには若干ムリがあるけれど
ま、新しい空気は感じる。

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そして変わったのは
10年目になるモースケだ。
これまでずっと社内ではおとなしく、
お地蔵様と呼んでしまうほど
社内でじっと黙って存在感を消していたモースケに
後輩ができ日々お兄さん面で指導している。
なんか急に頼もしくなった。


会社で卯建が上がらず、
家で鬼嫁にアタマが上がらない
冴えない雰囲気をむしろ活かして
自らのキャラ付けをできるようになってきた。


そのモースケの足元を見たら‥‥
アカン(T_T)。 靴が汚ねーったらない。


「ソイツを脱げ!
 そんな手入れもしていない靴じゃ、
 仕事のできんボンクラにしか見えんわ!」


と罵りムリヤリ靴を脱がせ、
それを磨いた。


傍で見ていた短時間労働のママ社員が
「それ、今やることですか?ヒマですか?」
と、ややイラついた口調でワシを攻める。
いや。大事なことなのだ。


他の社員は
「社員の靴を磨く社長ってダサいですね」
と冷ややかで作業に見向きもしない。


乳化性の補色クリームがなく、
ニュートラルの油性ワックスのみで磨いたという
マニアックな言い訳をするのは、
色ムラが取れず、デキとしては大いに不満だからだ。
しかし少しはマシになった。


意地悪なワシは片方しかやってやらねー。
といって返した。
せっかくの善意も半分だけだとハラスメントだ。


「コレじゃ外歩けないッス」
と泣き顔だったので仕方なく両方磨いた。
ご指摘どおり、ヒマです。

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2017年4月 8日 23:22に投稿されたエントリーのページです。

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