普及率を調べてみると
1994年の段階ではわずか1.7%。
屋外で通話している姿なんて
まだかなり珍しく、
それが自慢気に見えてしまいそうで
むしろ使うのが恥ずかしかった。
人口普及率が
100%を超えている今や
とうてい考えられないけれど、
当時のモバイル通信はポケベル全盛。
ケータイを持つなんてごく少数派。
新しモノ好きの最先端アイテムだったのは
間違いない事実だ。
そんな時代から
早くも23年が過ぎようとしている。
誰もがスマホを持つ時代、
やがてワシは年を取り、
最先端情報から振り落とされないように
なんとかIT技術の進化についていく
努力をしているオッサンだ。
同じく1994年から
AppleのMacintoshコンピュータを
会社と自宅の両方に買った。
周辺機器やソフトも合わせて1台100万円。
インターネット環境なんて家庭には無縁の時代に
パソコンを所有してモデムに繋いでいた。
オタクというほどの知識は
全く持ち合わせていなかったけれど、
過去のワシはまあまあ先端にいた。
以来、
ずっとパソコンはMac派のApple信者だ。
iPodもiPadも手に入れてきた。
今でもWindowsパソコンは
まったく馴染めない。
そんなワシが
これまで持って来なかった
とうとうiPhoneデビューをしたのだ!
‥‥え。
今さらそんな自慢話?
ではなく‥‥。
なんかワシって
だんだんITリテラシー低下してね?
という危惧に襲われた。
マーケティング論でいうと、
今やワシは全然イノベーターなんか程遠く、
アーリーアダプターでもなく、
レイトマジョリティじゃん。
ラガードと言われる前に
このまま流行不採用を貫くのも生き方か…。