月曜・火曜は
美濃加茂＆設楽へのドライブ。
涼やかな初夏の朝、全開窓の風が心地よい。
とくに設楽町役場までの道のりは
渋滞も信号もなく快適だ。
その日も現地まで
余裕で到着するはずだった。
観光名所の香嵐渓から約１時間。
まさしく酷道と呼べる険しい山道を走る前に
給油をしていく予定だった。
過疎の山道でガス欠なんてことになったら、
ほぼ遭難状態だ。
が、いつもの道なので
給油所がどこにあるか知っている。
それが災いした。
『本日臨時休業』の残酷な看板が…。
マジか！！！！
ここは郊外の田舎道。
来る途中にあったガソリンスタンドまで戻るのは
おそらく15分ぐらいかかる。
往復30分以上のロスだ。
でも大丈夫。
少し川沿いに迂回して行けば
別の給油所があるのを知っている。
…と、のんきな気持ちで
走っていたら、
？？？？‥‥ないじゃん！！
なくなっている？え？もっと奥だった？
15分ほど走ってるし。
来た道に戻ったほうがよかったし。
小さなガソリンタンクの
クルマの燃料計はEmptyに近づいている。
こんな時にはスマホだ。
「Hey siri！近くのガソリンスタンドを教えて！」
え？もっと市街地に戻れって？
そりゃない！！！！
「ヘーイシリィ！足助町のガソリンスタンドを教えて！」
え？さっきの臨時休業の店じゃん！
「ヘーシリ！バカヤロー！他の店知らんのか！」
だんだん余裕をなくし焦るワシ。
とうとうワシは助けを求め
近くのオフィスに駆け込む始末。
「このあたりの給油所を…」
親切なオジサンがもっともめぼしい給油所に
わざわざ電話確認までしてくれた。
大大大感謝ッス。
やっぱSiriより生身の人間ですわ。
そしてワシは
30分も余裕で到着するはずだったのに
30分も遅刻するハメになった。
余裕の清々しさを味わうはずのドライブは、
焦りの気持ちで台無し。
ココロも満タンに。
の、コピーがココロに沁みてきた。