設立当初は30歳前。
経営のシゴトなんて全然できなかったけど、
それでも周りから見れば若手経営者。
経営のケの字も知らず、
ただひたすら原稿を書くだけで、
自転車操業を続けても、
利益が出ていたのでそれでいいと思っていた。
メンバーが増え、景気の波にも晒され、
山あり谷あり。
そんな当時のワシに
自信をもって語れる経営指標などひとつもない。
いや…今も、か。
そんな経営なので
ずいぶんと同じワインディングロードを
うねうねとノンビリ走り続け、
成長スピードは亀の歩み。
グイグイと急上昇していく知人経営者の企業から
学ぶものはたくさんあったけれど、
それに倣うこともなく、
独自の判断だけで今日に至っている。
創業期からは顔ぶれも
全然様変わりしているのも不思議。
メンバーとの飲みニケーションなんて
驚くほど激減した。
それでも時には、
今を見直し、未来を語り、
前に進もうとしている今のメンバーに囲まれ
ワシは本当に幸せ。
四半世紀、ジオコス。
規模は小さいままだけど、
役割も、考え方も、立ち位置も、
たぶん大きく成長した。
メンバーも変わったけれど、
スタンスまでは変わっていない。
バンドで言えばドゥービー・ブラザーズかな。
創業50年になっても
ジオコスの理念は生きているだろうか。