今日、53歳になった。
ワシが二十代の頃には
50歳を超えたジジイなんて完全に別世界の生き物で
まったく相手にしたくなかった。
この年齢差を
ワシの時代でいえば、
戦後の混乱を過ごした世代であり、
モノクロ映画と三種の神器で育った時代の人たちだ。
それほど齢が離れた年寄りとできる会話なんて
ほぼ何もなかった。
当時、
小僧だったワシに対して
年寄りたちが若い頃の思い出話なんかを
得意げに持ち出したとしても
共感の接点は見つからなかった。
なのに、2017年の今。
ワシは大学生と話したりしてるだなんて。
よくやるわ。マジで。
でもそれはワシがすごいって言いたいわけじゃなく、
若い人たちがすごいんだな。
53歳のオジイがどんだけ頑張るか。
見とれよ若い衆たちよ。
期せずして
ひと回り以上大先輩社長が
不要になった超高級な電子ドラムを
譲ってくれるという。
なんてナイスな誕プレでしょう!
よ〜〜〜〜〜し!
もう一回ロックドラムに目覚めるぜ!
そして明日は旧い愛車の一大イベントに朝から出かけるぜ!
シゴトだって楽しいチャレンジをしていくぜ!
みんながあっと驚くジジイになるぜ。
53歳。まだこれからデビューする何かを探すのだ。
その意欲はまだ消えんよ〜。