ワシ、タバコなんかよりも、
苦手でストレス満載な匂いが２つある。

ひとつは弔事で焚くお線香と焼香の煙。
厳かな場であるのは知りつつも、
あの匂いに包まれるのがヤで仕方ないという
不敬のオジサンでごめんなさい。

もうひとつは焼肉屋の残り香。
煙モウモウで焼いている最中は平気でも、
あの残り香にはマジで気分が悪くなっちゃうんだよなあ。
焼肉屋とかステーキハウスでは決して働けん。

ニオイってストレスだよね。
‥‥と思っていたら、
きれいな水環境を創り出すエンジニアリング企業は、
もっと過酷な体験もするとのこと。

株式会社エステムの非世襲リケジョ社長が
語ってくれた現場での話がめっちゃおもろかったぞ！

『みんな臭いと思っている匂いなんか、
　私たちの環境の100分の１のニオイだから』

と、汚水を浄化する現場の過酷な話を
めっちゃおもしろおかしく聞かせてくれた。
いや、たぶんホントは、
全然“面白可笑しく”なんかなくて、
壮絶な苦労の物語に違いない。

だって、
鼻が曲がるぐらいの臭さの中で、
現場検証をして、研究を繰り返し、
改善策に知恵を絞るって‥‥
きっと想像以上に過酷なんだろうと想像でき‥‥
いや、そんなの想像できない。

わかりやすい話も聞いた。

大ヒット商品のお茶やアイスクリームの
生産工程でのタンク洗浄の話。

動物園の下水処理における循環サイクル環境づくり。

ラブホテルトラブルのおもしろ裏話‥‥。

もうね。
現場のドラマにグイグイ引き寄せられた。
なんか、この仕事、
すごくやってみたい気がしてきた。
いや、ワシのアタマじゃできないんだろうな。

水って大事なのね。

‥‥そう思うと、
歯磨きでうがいをする時も、
水をムダにしないようにしよう！と、
ひとりのオッチャンが意識するようになっただけでも
ちょっとは進歩だと思うのであったとさ。