2018.08.20
大学生と若手社員がホンネで語る「20代のアタマのなか」|ラジオ[就活中ing]
▼目次
1.[大学生]オジサマたち!「20代の当たり前」をわかろうとしてくれる?
2.[若手社員]入社して気づいた企業が持つ信念と未来への危機感
3.[20代]企業に染まったオジサマ世代。個を大事にするイマドキ世代
1.[大学生]オジサマたち!「20代の当たり前」をわかろうとしてくれてる?
都 梅:働き方や就活にも世代の差はあるのかな?
大学生:神野さんは、就活のときに男女の差って感じられましたか?
神 野:まわりの女の子たちは、「”働きやすい会社”に敏感になるなー」って思った。お母さんになっても働けるとか、産休育休を取っても戻りやすいとか…働き方を就活の軸にしてる人がたちはたくさんいたなあ。でもそこだけで仕事を決めなきゃいけないのは、制約があるよね。やりたいことベースで仕事を決めれられたらいいのに。
大学生:女性が働きやすい環境をつくるなら、僕ら男側が考えていかないと社会が変わっていかないんじゃないのかと思います。
大学生:男女平等といってるのに、結局、女性限定説明会とか小さなコミュニティで絞ってる。目指すべきは、男女が入り混じっている環境なんじゃないのかな。最近の男女平等って、平等の意味合いが違う気がする…?
大学生:社会の取り組みのピントが、ちょっとズレているのかなと思う部分もあるよね。
大学生:アメリカやヨーロッパで、女性限定とか女性専用車両はない!日本は「男女の性差があって当たり前」という考え方が根強いのかな。
神 野:叩かれすぎて、腫れ物に触るというか…。
大学生:その場対応なんですよ!
神 野:会社の上層部の人たちは、女の子の扱いになれてないのかな?
伊 藤:慣れていない人たちが「セクシャルハラスメントを考えよう」なんてパネルディスカッションをしているけど、人事の労務管理のおじさんたちが語ってるんだけ。ママゴトみたいな話ですよ。本当に取り組んでいるところは、わざわざアピールしてないのかもね。
大学生:「時代が変われば当たり前は変わる」ってわかってないオジサマが多い気がする。20代の頭のなかを気にしようとしてないよね、きっと。
2.[若手社員]入社して気づいた企業が持つ信念と未来への危機感
大学生:オジサンわかってない!…なんて言ってますが、僕らがオジサン世代を理解しようとしていないところもある。でも、あと5年10年で定年を迎える方のやり方に従って、僕らはあと30年働くの?
神 野:会社にはいると、先人たちがつくった「これが正しい」っていう伝統があるからね。
若 手:なかなか変えにくい部分もありますよね。
神 野:企業や業界の伝統は、いいところもあるけど、悪いところもある。「染まりきっちゃうのは違うんだろうなー」と過ごすことも多いですね。
都 梅:会社に入って「企業に染まってるな」と感じたエピソードはある?
若 手:僕の会社では、定例会議の最後は必ず、行動規範の言葉がでてくるんです。入社3年も経つと「それを一番にしなきゃいけないんだ」と染み付いてきましたね。
若 手:入社前は「自動車業界で『100年に一度の転換期だ』といってるけれど、結局言ってるの上層部だけじゃないの?」と思っていたんです。けれど、入社して、現場の第一線で活躍する人たちも危機感を持ってるなと驚きました。「このままじゃヤバイ」と思うだけじゃなく、これからどういう方向で頑張るべきか、今までの技術をどう活かしてけばいいのかを現場スタッフの一人ひとりが考えているんです。
神 野:ちゃんと変わっていく未来を見据えてるんだ。そういう会社はいいね!
社会人:何が正しいのか、未来のことなんて誰にも予測つかないと思う。でも「こうしないと生き残れないよね」っていう方向に頑張ってるんだなと。まだ入社半年だからわからないことも多いけどね。
大学生:こういう雰囲気をつくるのは、組織づくりなんですか?
伊 藤:組織づくりですね。不安感じゃなく、危機感になるように教育制度ができてると思う。「会社はなにしてくれるの?」っていう依存心より、「自分がこの危機感をどう乗り切るべきか」を常に考える癖がみんなについてるんですよ。こういう制度ができてる会社は成長していくよね。
3.[社会人]入社して気づいた企業が持つ信念と未来への危機感
若 手:入社後の研修は「企業の理念に染まり過ぎたら洗脳だぞ」と思いながら、聞いてました。
伊 藤:えっ?!染まりきったらいいじゃん。
若 手:自分の考えと会社の考えが違うこともあるじゃないですか。入社してまだ半年だから、今はなにもわからないので、会社の示す方向に進もうと思ってます。けれど、自分の目指す方向と会社の目指す方向が違ったときに、自分の意見をぶつけられるかどうかは大事だと思う。自分で考えることをやめたら、終わりだなと思って。
神 野:染まりすぎると「アレ?」って思わなくなりそうでこわいよね。
伊 藤:染まりきっちゃえばいいよ!どっぷり染まっていても、いつかわかるもん。いくとこまでいかないと、わからない気もする。
大学生:20代にありがちな話かもしれないですね。僕はまだ大学生だけど、先輩たちの言っていることはわかります。会社を信じていくのはいいけど、盲目的に信じる恐怖というか…。単なるサラリーマン的な役割だけを担うことに対する怖さはあります。信じられないんですよ。絶対的な答えがないと思って生きているので。
若 手:高度経済成長期はみんなが同じ方向を向いてたら、経済もまわっていくし、売上も伸びていったと思うんです。でも今は、個が強くなってきていて、自分でやらないといけない気持ちが強いんだと思います。
伊 藤:でも、上司の言うことを疑っていたら信用できないじゃん。
若 手:信用しない!とはちょっと違うんです。信頼関係は築けていると思うんですよ。
大学生:別に全員を疑っているわけじゃないです!ついていく人がおかしいことを言ってないか。「先輩それは違います」と言えるかどうか。そういう信頼関係は必要だと思うんですよね。
大学生:でも組織に対する組織意識というのは、嫌われている気がする。あまりないというか…。
神 野:「この組織を一緒に成長させるぞ!」っていう意識はないかも。
伊 藤:なるほどね。組織の帰属意識はなくてもいいんだよ。大事なのは、自分の正義を貫くこと。上司とぶつかりながら、自分のなかで分別がついていけばいい。そのなかで信用できる上司と出会えばいい。
若 手:それはよくわかります!そういう信頼関係は大事だと思います。
都 梅:つまり、企業に染まってから考えるオジサン世代と疑いながら慎重に企業と向き合うイマドキ世代…ってことか!
社会人:そうですね、一回ゼロにするのに抵抗がある世代ですね。会社の方向性を信じて上手くいく保証がないですから。
伊 藤:たしかにね。イマドキ世代には、就活前にエクセルに将来設計をまとめている人もいるらしいもんね。でもね、俺らもみえなかったよ。信じて大丈夫か、安定もなかったし。もやもやしながら生きていくんだよ。
4.まとめ
「イマドキの若者は…」とぼやくオジサマ方、いかがだったでしょうか。20代の大学生・社会人のアタリマエが伝わりましたでしょうか。
リーマン・ショック後に就職した私は、どちらかというオジサマ世代派。企業への帰属意識は強い方かもしれません。買い手市場のなか採用してくれた会社への恩もありますし、厳しい時代を先輩たちと乗り切った一体感もありました。「会社のために頑張ろう」という思いはどこかに会った気がします。これも世代の差なのでしょうか。
永遠に埋まらない世代間のギャップも、お互いのアタマのなかが垣間見れれば歩み寄ることができます。まずは、理解しようとする気持ちからはじめてみましょう。
株式会社ジオコスは「人の心を動かす情報発信」という理念のもと、採用ツールを中心としたクライアントの広報支援を行ってきました。
私たちが目指すのは、目に眩しいクリエイティブさでも、レトリックの冴え渡る表現力でもありません。不器用でも、かっこ悪くても、一生懸命がんばって生きている人に視点を注ぎ、理解し、それを正しく伝える。かっこつけるより、理念、情熱、尊敬をキーワードに共感しあえる。それが私たちのシゴトの価値だと信じています。
何気ないアタリマエの日常の奥にこそ、誰にもマネできない唯一無二の強みが潜んでいます。私たちジオコスは、組織のキャラがにじみ出るストーリーを探り当て、魅力に変え、WEB、印刷物、動画を制作します。
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◆writer◆
都梅まき(ツバイマキ)
2009年入社。新卒で入社し、制作ディレクター、営業を経て、事業推進部へ。
企業理解を深めるために、お客様が出店するスーパーマーケットをプライベートで全店舗まわったり、半日体験入社したり、入社する人が住むであろう本社や勤務地の生活環境を散歩したり…ストーカーのように調べる変わり者。今の楽しみは、週1回ペースで遠方のお客様と世間話をすること。社内でのあだ名は「うめこ」。
◆過去担当案件一例◆
岡山本社の総合建築会社・和田組さまブース装飾・スライド
京都本社の葬儀社・花駒さま採用リーフレット
愛知県豊橋本社のスーパーマーケット・デライトさま採用リーフレット・パンフレット
愛知県東海市本社の鉄鋼商社・三和実業さま採用パンフレット
愛知県小牧市の特殊鋼商社・名古屋特殊鋼さま会社案内パンフレット
愛知県岡崎市の試験評価・エフティテクノさまコーポレートサイト
高校生進路応援冊子『@18』編集長
◆これから採用活動を行う採用担当者さまに読んでいただきたいブログ◆
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