2019.06.12
トリニクって何の肉?
こんにちは。うめこ こと都梅です。
先日テレビ番組『トリニクって何の肉?』をみて衝撃を受けました。ギリギリ昭和生まれの私ですが、トリニクはニワトリの肉(鴨もアヒルも当てはまりますが)だってわかるし、油揚げがキツネから作られてないことぐらいわかります。でも、平成生まれのイマドキ世代にとっては「考えてもみなかったこと」なわけで…。それで「知識がない」「おバカなの?」とイマドキ世代を攻めるつもりは微塵もなく、むしろ彼らにとって優先順位が低い知識なのかと思うとその世代間ギャップに面白ささえ感じてきました。
そんなときに伊藤から渡されたのが「なぜ最近の若者は突然辞めるのか」というツナグ働き方研究所 所長の平賀充記さんの本でした。毎週ラジオ番組『就活中ing』で大学生に会っていたり、南山大学で大学生向けにパンフレット制作の講座をしていたり、「イマドキの若者」には接しているつもりでしたが、この本を読んで彼らの「はてハテナな行動」に一本の筋が通った気がします。
特に共感したのが『時間を奪われるのが最恐最悪のパワハラ』という項目でした。
先日、新入社員が「見積り金額と人件費があってるのか?」というようなことをポロリとつぶやいたんです。打ち合わせの時間も給料が発生しているという意識が、入社1ヶ月目ですでにあるのに感心してしまいました。でも裏返せば「大事な仕事の時間をムダな打ち合わせで潰したくない」ということ。「先輩、ムダなことしてませんか?」と言われたようでドキッとしました。「モクテキ原理主義」で「タイムパフォーマンス重視」であるイマドキ世代にとっては、効率的な仕事ぶりこそが正義なのです。
イマドキ世代は、真面目でアタマがいい子が多いと思います。南山大学でパンフレット制作の講座でも、目的と「全体的な流れを見せ、どの通過点で何ができてなければいけないのか」道標を置いてあげれば、自走できる学生ばかりです。逆に「あれやれ!これやれ!」と激を飛ばすほど、疑問やモヤモヤが生まれ手が止まってしまうんですよね。
先輩や上司世代の経験した教育が、イマドキ世代に合うとは限りません。何の私も先輩面するのをやめました。仕事の仕方やノウハウは伝えていきますが、頭ごなしな指導は卒業です。イマドキ世代にしかない能力を尊敬し、ときにはマネしながら、自分の仕事力をアップデートしていけたらと思います。
年号も変わり、ギリ昭和世代も「昔の人」になってきました(33歳の現実)。キュウソネコカミの「ギリ昭和」を聴きながら、今日も若者たちと一緒に頑張ろうと思います。
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