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2021.01.25

幸せは、ミカンと家族と労働と。

この時期になると、
食卓テーブルにミカンがゴロッと置いてある。
その風景はあまりに日常の中に溶け込み、
気にかけることはありません。

気にならないと言いつつ、
風呂上がりに何気なく手にとって皮を剥く。
柑橘類の放つ匂いがするのと同時に
口に放り込んでしまう。
感動のおいしさ!なんてないけれど、
うまいからつい食ってしまう。
ミカンが主張することはないけれど、
日常に調和しているのです。

これがミカンじゃなくて
シャインマスカットなんかだったりすると、
今日は高かったけど思い切って買ってきたんだからね。
という家人の報告があって、
それがつまり、ありがたがって食えよ!という
暗黙の特別感だったりします。

ミカンはワシの日常を静かに潤しているのです。

家族という存在もまた同様。
「ただいま」と家に戻っていく。
何も考えず、フツーにリビングで寛ぐ。
そこに家族が暮らしている。
これぞサイコーの幸せ者だよなあ‥‥なんて、
日々感動することはありませんよね。
それが普通のことなのです。
多幸感も感謝も感動もないまま、
文句だけは大声でぶつけたりするのだけれど、
でも実はそれって、
ハッピーの象徴なんではなかろうか。

日常こそハッピー。

…と、考えると、ですよ。
労働も同じことなんだと思います。

日々同じルートで通勤して、
似たような業務をこなし、
日が暮れて、やり残したことを整理して、
また平凡な次の日がやって来る。

感動的な成長や達成や功績を
毎日実感することなんて少ないわけです。
仕事に慣れてくると毎日代わり映えがなくなる。
でも文句はある。
会社が悪い。お客が悪い。仕組みが悪い。教育が悪い。

ミカンも、家族も、仕事も、
そこにあってスッと手を伸ばせば
ムリをしなくてもそこにある。
実はそれが幸せなんだと思うこの頃です。

シャインマスカットは
たまに食うからありがたいんです。
高くてもいいんです。

手に届くものがあれば、
実はすごくハッピーなんじゃないですかね。

伊藤秀一『いい会社はどこにある? いい人材はどこにいる?』

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