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2022.09.16

DX社会に職場の活気や風土アピールに意味はあるか?

これまでの求人情報には
少なからず職場の活気や風土について
アピールをする企業がたくさんありました。
もう大昔になりますが、
私も入社する際には気になった項目です。

しかし時代は個の尊重。
DX推進によるテレワークの推奨。
労働時間が育児や介護の妨げになることなく、
WLBを考えた労働環境の整備が重要で、
働く人の生活都合に寄せていく
配慮こそが組織の福利厚生になってきましたね。

いまこの時代の流れは、
職場での活気だの、呑みニケーションだの、
休日レクリエーションだのとアピールしたところで、
もはやメリットではない!

‥‥と、思っていました。
しかししかししかし!
本当にホントにそうなのでしょうか?

ここ最近定着率のいい組織、
業績の伸びている企業、
いい会社だよなあ…と思える組織って、
職場の活気が目に見えるんです。

特定の人材が目立つんじゃなく、
いい雰囲気?空気?ってのが
職場を見ているだけで伝わってくるんです。

ザワザワして誰かが会話をしている。
ふとした雑談から笑いがこぼれている。
そういうのって大事ですよね。

転職者にヒアリングしてみると、
「職場の雰囲気が良かった」
という理由が決め手になっているケースが
少なくありません。

テレワークは世の趨勢です。
RPA化は避けられない検討課題です。
DX時代の否定はしません。
昭和のモーレツ労働の礼賛もしません。

とは言いつつも、
オフィスで人と人とが会話をして
仲間同士が持ちつ持たれつで
頑張っていることこそ素晴らしいわけです。
人が働く理由は、
人の役に立つからですよね。

人の気配をなくしたまま、
人の役に立つことだってたくさんあるでしょうが、
人が人のために働くシーンでは
人同士のやりとりが必要ですよね。

活気のある職場は、
いい仲間、いいチームワーク、
いい雰囲気ですから
人のストレスも少ないように思えます。

テレワークと職場の活気。
どう両立させていくのかが
これから重要な組織課題になると思います。

伊藤秀一『いい会社はどこにある? いい人材はどこにいる?』

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